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2009年3月 6日 (金)

WBCと少年野球

 野球のWBCが開幕しました。日本の初戦は中国戦でしたが、もう少しバッターに頑張ってほしかったですね。次は打ってくれるでしょう。投手の方は順調のようです。WBCでは投手の投球数に制限があります。完投勝利投手が産まれないので投手からすると不満もあるでしょうが、投手が交代することにより展開も変わるでしょうし面白い試みだと思います。投手の肩を守るためにもよいことだと思います。
 整形外科には小学生や中高生の肩関節障害の子もよく来院されます。上腕骨の骨端線離解という障害が有名です。野球選手に多いですが、テニスやバレーボールの子にも起こります。過剰な練習や負担のかかるフォームで投げつづけていると肩関節の成長線が痛み、慢性的な痛みと成長障害を生じる危険性があります。この頃は練習を熱血にして監督やコーチの信頼を勝ち得ないとレギュラーをとれないことなどもあり、多少痛くても練習を休めず無理をする子が少なくありません。骨端線離解は骨の障害なので、マッサージやテーピングなどを行っても改善しません。安定するまできちんと休み、フォームを見直して調整メニューで練習を再開するのが一番復帰への近道です。肩関節の故障を放置するとスポーツ自体を断念せざるを得なくなります。子供の様子に注意してきちんとした対応を両親、コーチがしていただけることを切に望みます。
 整形外科のスポーツ専門医では子供の投球制限を提案しています。小学生では練習自体が週3日、1日2時間を越えないこと。投球は1日50球、週200球を超えないこと。中高生では週1日は休養を入れること。中学生でも1日70球、週350球以内。高校生は1日100球、週500球以内です。松坂選手のような強靭な肩を持っていれば投げ込んで鍛えることも可能かもしれませんが、超人の真似をみんながしたら肩を壊してしまいます。
 WBCの投球制限が、肩関節を壊す選手を減らすためにプロ野球や高校野球でも一考していただけるきっかけになればよいと願っています。

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