AEDビジネス
AED(自動体外式除細動器)とは、突然心臓が停止してしまった場合に緊急に電気刺激を与えて心臓を再起動するというような器械です。近年、急速に普及していますのでどこかで見たことはあると思います。今では公的機関をはじめ人の集まるところには設置しておかないと、いざという時になかったら責任を問われかねない雰囲気となってきています。
当院でも4年前くらいに導入しました。幸い1回も使用することなく経過しています。最近、バッテリーの充電量が25%くらいに低下してきたのでバッテリーを交換してくださいと販売会社から連絡がありました。バッテリーの交換は7万円だそうです。バッテリーだけで7万?
最新のコンピューターが新品で買える値段ではないですか。そもそもなんでコンセントから充電できないバッテリーを搭載しているのか。因にアメリカではバッテリーは100〜200ドル程度で手に入るそうです。本体の値段も、日本ではアメリカの数倍程度するようです。こういうのを内外価格差といいます。
これだけ普及したAEDで数年ごとにパットとバッテリー交換を繰り返すことになります。こんなにおいしい商売があるのでしょうか。企業倫理としてどうなのかと思ってしまうのはおかしいことでしょうか。
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