足の外科学会に参加してきました。
今日、両国で開催されていた足の外科学会に参加してきました。両国駅で降りると巨大な江戸東京博物館が目に飛び込んできました。近くで見ると激しくコストフルな建物ですね。さすが東京都。
それはよいとして、学会では主に外反母趾、外傷、骨癒合症などについて聞いてきました。外反母趾の方は当院にもたくさん来院されますが、手術を勧めても希望される方はほとんどいません。しかし、やはり重症例では根治的に治すには手術が最も有効な治療法です。手術方法が様々報告されていましたが基本的には第1中足骨という骨を切って角度や回旋度を変え、関節周囲のバランスを整えるという方法です。外来での日帰り手術も開発されていますので、歩行困難など症状が重い方は考えてみた方がよいかもしれません。軽症の方はやはり装具などが中心です。
外傷の報告ではほとんどの症例で3DCTやMRIなどの画像診断が使われているのが印象的でした。確かに詳細な診断が可能となりますが、医療費のことも考えるとどこまで精密検査を行うべきなのか。考えされられました。治療では、関節面の損傷に対する骨軟骨片の移植術の技術がかなり洗練されてきており成績も良好となっていました。
今後もたまに学会に参加させていただくことがあると思います。申し訳ありませんが必要なことですのでご容赦ください。
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