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2009年6月10日 (水)

6月はリウマチ月間です。

 6月はリウマチ月間です。関節リウマチについての認識を高めていただくために様々なイベントが行われます。関節リウマチは一定期間で治まる軽症型も含めればそれ程まれな疾患ではありません。両手の指や手首が腫れて採血でリウマチ反応が確認されれば診断は比較的容易ですが、一つの関節だけ腫れが続いたり、膝や足首など手指の関節以外だけに生じた場合は診断が困難です。リウマチ反応も、全員に陽性という訳でもなく、逆に正常な人でも陽性と出ることもあります。
 一方で最近の研究ではなるべく早期からしっかりした関節リウマチの薬を使用した方が経過、予後がよいということが分かっています。早期の関節リウマチを診断するために、抗シトルリン抗体という血液検査や手指関節のMRI検査などが有効ということもわかってきましたが特にMRI検査では自己負担もそれほど安くはないので全員にする訳にもいかないものです。
 早期の関節リウマチの方の特徴として、関節破壊や腫れがあるのにあまり痛がらない方が多いような気がします。大したことはないと話されても、レントゲンを撮ってみるともう関節の間がなくなるくらい進行していたりします。逆に痛風のような激痛で発症する方もいるようです。通常の鎮痛剤を処方しても治まらず関節注射などが必要となることもあります。
 なかなかとれない関節の痛みでは一応関節リウマチも考えてみるとよいでしょう。

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