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2009年8月31日 (月)

爪の切り方について

爪を深く切りずぎて、爪の周りにくいこみ、痛くなったことはありませんか。

陥入爪、まき爪、刺爪で痛くなり、肉が盛り上がり、皮膚科に受診なさる方が後をたちません。

爪は丸く切ってはいけません。四角く爪の端は肉から離れて外にでるまで切ってはいけないのです。爪の端にゴミがたまりやすく、汚く思えて切ってしまうのだとは思いますが、ゴミはつまようじその他できずつけないようにかきだせばいいのです。

痛くて爪のはじを切りたくなったら、切る前に皮膚科の受診をお勧めします。切ってからだと元に戻すのが大変になります。

あとはきつい靴を履かないよう注意してください。

2009年8月27日 (木)

ワクチン

 新型インフルエンザが流行しています。町田でも集団感染が頻繁に起こるようになっています。発熱や咳がありインフルエンザが疑われる方は、できれば電話でお問い合わせください。マスクをして他の患者さんとなるべく接触しないように診察するようにいたします。
 ワクチンの接種が話題なっていますね。小学校の時、体育館に並んで次々と予防接種されたことを思い出します。しかし、いつの日にか集団接種されることはなくなりました。なぜか。
 予防接種でも重篤な副作用が生じることがあります。頻度としては稀ですが、予防するための薬で後遺障害を生じてしまっては大変です。予防接種の副作用はマスコミで激しく批判され、予防接種は縮小してしまいました。現在ではその生産能力も国民の分を賄えないまでに減少してしまいました。
 今回、ワクチンが足りないと騒がれています。優先順位をどうしようかと討論されています。予防接種の副作用の問題などなかったかのように。情報は冷静に分析しましょう。しっかりメリットとデメリットを把握してから予防接種を受けるかどうか決めましょう。
 ワクチンが大流行に間に合うのかどうか微妙な情勢ですが。

Fリーグ

 今年もFリーグが開幕しました。8/30に会場ドクターとして参加させていただきます。Fリーグといってもわかる方が少ないかもしれませんが、日本フットサルリーグのことです。町田にはペスカドーラ町田というホームチームがあります。
 昨年も会場ドクターで参加させていただいたのですが、昨年のちょっと怖い感じだった監督は交代したのですね。初戦は4-4だったようで点数が入りかなり盛り上がったことでしょう。勝てればさらによかったですが。第2節に期待しましょう。
 フットサルをされている方は増えているような気がします。時々足関節捻挫などで来院されます。フットサルの方がサッカーより怪我しそうな気がしますが、意外とそれほどでもないようです。
 フットサルは観戦していると攻守の切り替えも早く楽しめます。ちょうど選挙の日なので8/30は観客が少ないかもしれません。町田のホームチームを応援してみてはどうでしょう。私もベンチの隣辺りに座って観戦しています。

2009年8月24日 (月)

官僚の友人

 今回の選挙ではどうも官僚が悪の権化のように叩かれています。私には出身校の関係上、官僚になった同級生もたくさんいます。当時のことを思い出してみても、みんなまじめで優秀で悪い人間などいなかったように思います。少しはいたかな?
 あまのじゃくな性格なもので世間が寄ってたかって袋叩きにしているのを見ると、それは違うのではないかと思ってしまいます。現在の国の状態をすべて官僚のせいにするのはあまりにかわいそうではないでしょうか。
 思い返せば小泉改革のときも、製造業への派遣を求めたのは経済界ではなかったのか。医療費の上昇を阻止したのも経済諮問会議を中心とする財界であったことはもう忘れられたのでしょうか。
 国家公務員もほとんどの方はまじめに、公務員でありながら労働基準をとっくにオーバーして残業しつつ、本当に国のことを思って働いています。職務の責任の重さや学生時代の頑張りで言えば有力企業の方と比べて同等の給料をもらってもおかしくはないようにも思います。天下りなどあまりに優遇されすぎているのかなとは思いますが。
 いじめというのは恐ろしいものです。世間で悪いと決められるともう一方的に叩かれます。物事すべてにおいて、長所短所両方を追求するという姿勢は忘れてはならないと思います。

2009年8月23日 (日)

夏のはやりやまい・・とびひについて

虫刺されの後、じゅくじゅくしてきて、周りにあかいぽつぽつが1日2日で急にでてきたら、とびひの可能性が高いです。

その場合は虫さされの薬はただちに中止してください。また、バンドエイドなどの防水性のたかいものは貼らないようにしてください。

おうちでは石鹸で洗って、(消毒はしないでください)湯船、プールは避けるようにしましょう。また、兄弟でタオルを共有しないようにしてください(うつります)。

1,2日で広がってくるようなら早めに受診したほうがよいと思います。

2009年8月21日 (金)

世界陸上

 世界陸上も見ていて面白いですね。陸上競技はストイックな選手の躍動する姿に感動します。日本選手にはなかなか厳しい世界ですが、最大限の努力にエールを送りたいと思います。
 短距離ではジャマイカ勢の活躍がものすごいですね。職業柄、うがった見方をしてしまいますが、一国の選手が男女そろってダントツに強いのは何かひっかかりますね。昔、東ドイツやソビエトの選手がダントツに強かった時代がありました。冷戦後はアメリカ選手の独壇場でした。中国の馬軍団というのもありましたね。陸上は基本個人競技なので、ある団体が突出して強いというのはかなり難しいことのような気がします。杞憂であればよいのですが。
 勝つ選手も負ける選手も感動を与えてくれます。やはりスポーツは全てすばらしいですね。

2009年8月19日 (水)

ブヨに刺されると

お盆の時期が過ぎましたが、キャンプ場などに遊びに行かれた方も多いと思います。キャンプ場で気をつけることは虫さされだと思いますが、なかでもブヨに刺された場合は注意が必要です。(ブヨは小さい黒い虫で、足をよく刺します)。

刺されたすぐ後はそうでも無くても翌日、翌々日から非常に腫れてくる方が大勢いらっしゃいます。しかし、ブヨに刺されて怖いのはじつはその後なのです。

ずーっとかゆみが続き、しかも掻くことが我慢できないで掻いていると月単位で長引くことがあります。半年以上続くこともままあります。

こうなると治療は一筋縄ではいきません。

もし刺されて少し長引いていると思われるかたはしっかりとした治療を早めにすることです。皮膚科の受診をお勧めします。

でも何よりも大事なのは刺されないことです。湖や川ちかくのキャンプ場では必ず厚手の長袖長ズボンをはき、肌の露出がないよう十分注意してください。

2009年8月17日 (月)

お盆明け

 今日から通常通り診療を再開いたしました。さすがに午前中は大混雑してしまいました。申し訳ありません。休み中はなるべくコンピューターを見ないようにしているので、今日は何か目が疲れました。2009年の後半戦です。再度身を引き締めて頑張りたいと思います。

2009年8月15日 (土)

火垂るの墓は

 毎年この時期にテレビで放送されます。何度観ても悲しい映画です。昨日は子供たちと一緒に観ましたが、やはり子供たちにはかなりの衝撃だったようです。「死まないでね。」と何回も言われました。

 子供より先に親が死んでしまうのは切ないことです。せめて子供がひとり立ちするまでは元気でいたいものです。不幸にも両親に先立たれてしまった子供たちは公的にも全力で支えてあげるようにしてほしいと思います。

 戦争はしてはいけないものだと毎年再確認します。日本は平和への先進国として成長すべきではないでしょうか。平和に関してはアメリカも中国もロシアもとてつもなく遅れているような気がします。火垂るの墓のような作品を世界の人たちが観たらどんな感想を持つのでしょうか。

2009年8月14日 (金)

帰省中

 我が家はお盆と正月はいつも帰省しています。かれこれ十数年にもなり、私にとっては第2の故郷という感じです。毎年帰省するとホッとします。東京生まれの人間にとっては故郷があるということはうらやましい限りです。東京生まれの人間の勝手かとは思いますが、地方はむやみに開発されないでほしいものです。田んぼの真ん中に大きな道路が通るのは悲しい風景です。都市部の希望と地方の希望。実感として難しい問題だなと思います。

 当院は今回も休みを利用して少し改修しました。夏、冬の2回少しずつ改修するようにしています。改善点は多々あるかとは思いますが診療所が着実に良くなっていくように努力したいと思います。これからの診療所がどうあるべきか。少し立ち止まって考えることも必要なことです。

2009年8月 8日 (土)

蝉時雨

 夜窓を開けて寝ていると蝉の鳴き声がにぎやかになりました。夏本番ですね。今年は梅雨明け宣言が出されてからもはっきりしない日が続き、どうなってしまうのかと思っていました。季節の移り変わりを予想するのは難しいことです。
 動植物の感覚の方が気象学より正確なのかもしれませんね。桜が咲いたら春、蝉が一斉に鳴き始めたら夏、紅葉になったら秋、霜が降りたら冬とか基準を決めると心和むかもしれません。

2009年8月 6日 (木)

医療格差

 最近格差社会ということが問題になっていますが、医療の世界でも収入によって受けられる治療にかなりの差が出ているのは問題だと思います。
 どんどん高度化している現代医療では、精密検査にしても最新の治療薬にしても高額なものが少なくありません。制度を決める方々は個人負担が1割とか3割だから大したことはないという雰囲気ですが、検査や治療薬の自己負担が数万円となってしまうこともあります。
 当院でも様々な場面で実感します。例えば関節リウマチの治療薬でしょうか。最新の研究においては、生物学的製剤という注射薬を早期から使った場合が最も治癒の期待ができるということになっています。関節リウマチというと治らないという印象が強いですが、最新の治療を適切に行うと治る可能性も少なくなくなってきました。しかしこの治療薬の自己負担は月に数万円が必要になります。この薬を使ったほうがよい患者さんにお勧めしても、金銭的に無理と言われることが少なくありません。もちろん合併症の問題などで使用できない方もいますが、経済的な理由で最適な治療を断念するということは悲しいことだと思います。
 総合病院での精密検査や人工関節手術なども、適応があっても費用的に断る方がいます。入院するお金がないとはっきりおっしゃる方もいます。
 一方で余裕のある方々にはアンチエイジングというものも普及してきています。少し前にPET検診を地方に泊りがけで受けに行くというツアーが流行ったことがありました。都心の病院などではかなり豪華な設備を備えているところもあります。
 この先日本の医療はどうなってしまうのか。ある程度の差があるのは仕方がないとは思いますが、適切な医療は平等に受けられる社会であってほしいものです。

2009年8月 3日 (月)

ボクサー骨折

 手を握って硬いものをパンチすると、主に小指の根元の骨が折れます。正確には第5中手骨頚部を骨折することが多いです。この骨折は圧倒的に若い男性に多いです。まあ原因からしてそうでしょうが。壁を殴ったり、喧嘩をしたりして受傷することが多いです。
 外見上は握りこぶしが引っ込んだように見えます。この骨折では関節側の小さな骨折部が掌側に曲がってしまっていて、これを整復するのはなかなか大変です。正確に整復するためには手術を必要とすることも少なくありません。掌側にある程度角度が付いていても機能的に障害となることは少なく、見た目をあまり気にしない場合はある程度の整復位でギプス固定して治療します。角度が深い場合や、見た目の変化が問題になる場合は手術的に整復固定します。この選択においては患者さんの希望も含めよく相談が必要です。
 中手骨は指の骨ですが指の股より手関節に近い、手の甲の中にある骨です。この中央や根元で骨折した場合には、指を曲げたときに重なるようになることを一番防止する必要があります。また、指の先端から数えて3番目の関節(MP関節といいます)を伸ばした位置で固定すると、後でリハビリするときに曲げるのが非常に大変です。街を歩いていて、時々指を伸ばした位置で包帯や副木を当てている人を見かけることがありますが、どんな怪我で指を伸ばしたままなのか非常に気になります。
 ボクサー骨折。まあ男なら何かを殴りたくなることもあるでしょう。そんなときはクッションのある壁にしておいた方が無難です。アドバイスが違うか。

2009年8月 1日 (土)

マニフェスト

 マニフェストが出揃いました。みなさんの感想はいかがでしょうか。診療所の立場からすればどこの政党が政権をとっても、引き続き診療所は規模縮小されていくのでしょうから期待はしません。
 個人的には日本全体がどうなってしまうのかが心配です。これから10年で所得100万円アップですか。「大穴が出たら倍返しするよ」と言い続けて借金苦に悩む賭博師のようなマニフェストですね。高速道路無料ですか。日本の借金時計というサイトがありますが、一度見てから言ってほしいものです。マスコミ受けする人気取りの公約ではなく、苦しいこともきちんと言って正しい方向を目指す政治家が台頭してほしいものです。

 

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