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2009年8月 3日 (月)

ボクサー骨折

 手を握って硬いものをパンチすると、主に小指の根元の骨が折れます。正確には第5中手骨頚部を骨折することが多いです。この骨折は圧倒的に若い男性に多いです。まあ原因からしてそうでしょうが。壁を殴ったり、喧嘩をしたりして受傷することが多いです。
 外見上は握りこぶしが引っ込んだように見えます。この骨折では関節側の小さな骨折部が掌側に曲がってしまっていて、これを整復するのはなかなか大変です。正確に整復するためには手術を必要とすることも少なくありません。掌側にある程度角度が付いていても機能的に障害となることは少なく、見た目をあまり気にしない場合はある程度の整復位でギプス固定して治療します。角度が深い場合や、見た目の変化が問題になる場合は手術的に整復固定します。この選択においては患者さんの希望も含めよく相談が必要です。
 中手骨は指の骨ですが指の股より手関節に近い、手の甲の中にある骨です。この中央や根元で骨折した場合には、指を曲げたときに重なるようになることを一番防止する必要があります。また、指の先端から数えて3番目の関節(MP関節といいます)を伸ばした位置で固定すると、後でリハビリするときに曲げるのが非常に大変です。街を歩いていて、時々指を伸ばした位置で包帯や副木を当てている人を見かけることがありますが、どんな怪我で指を伸ばしたままなのか非常に気になります。
 ボクサー骨折。まあ男なら何かを殴りたくなることもあるでしょう。そんなときはクッションのある壁にしておいた方が無難です。アドバイスが違うか。

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