2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« ボクサー骨折 | トップページ | 蝉時雨 »

2009年8月 6日 (木)

医療格差

 最近格差社会ということが問題になっていますが、医療の世界でも収入によって受けられる治療にかなりの差が出ているのは問題だと思います。
 どんどん高度化している現代医療では、精密検査にしても最新の治療薬にしても高額なものが少なくありません。制度を決める方々は個人負担が1割とか3割だから大したことはないという雰囲気ですが、検査や治療薬の自己負担が数万円となってしまうこともあります。
 当院でも様々な場面で実感します。例えば関節リウマチの治療薬でしょうか。最新の研究においては、生物学的製剤という注射薬を早期から使った場合が最も治癒の期待ができるということになっています。関節リウマチというと治らないという印象が強いですが、最新の治療を適切に行うと治る可能性も少なくなくなってきました。しかしこの治療薬の自己負担は月に数万円が必要になります。この薬を使ったほうがよい患者さんにお勧めしても、金銭的に無理と言われることが少なくありません。もちろん合併症の問題などで使用できない方もいますが、経済的な理由で最適な治療を断念するということは悲しいことだと思います。
 総合病院での精密検査や人工関節手術なども、適応があっても費用的に断る方がいます。入院するお金がないとはっきりおっしゃる方もいます。
 一方で余裕のある方々にはアンチエイジングというものも普及してきています。少し前にPET検診を地方に泊りがけで受けに行くというツアーが流行ったことがありました。都心の病院などではかなり豪華な設備を備えているところもあります。
 この先日本の医療はどうなってしまうのか。ある程度の差があるのは仕方がないとは思いますが、適切な医療は平等に受けられる社会であってほしいものです。

« ボクサー骨折 | トップページ | 蝉時雨 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/3098/30856718

この記事へのトラックバック一覧です: 医療格差:

« ボクサー骨折 | トップページ | 蝉時雨 »