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2009年9月28日 (月)

薬の塗り方:皮膚科

皮膚科ですと、薬をだすといったらほとんどが塗り薬です。飲み薬は食前、食後などの飲み方はありますが、基本的に水で飲めばいいわけですが、塗り薬は塗り方が肝心なことが多々あります。

まず量ですが、基本的に大人の手2枚分の面積をぬるのに人差し指の先から第一関節の長さ約2.5センチくらいを5グラム入りのチューブで出した量が必要になります。塗り方ですが、塗る範囲にちょんちょんとまばらにのせてから伸ばすようにぬります。ここで肝心なのが、擦り込まないことです。

擦り込まないように。何度患者さんにいったことでしょうか。やはり、かゆいところに塗ることが多く、この注意をいわないとたいてい擦り込んでこすっています。これではかゆくなり、炎症もおきやすくなり、悪化することすらあります。

一般的に塗り方を言わなければほぼ100%の方が擦り込んでしまいます。必ず説明するようにしているのですが、軽くさらっと説明してしまうとききそびれたり、忘れたりするのでしょうか。次に受診なさったときによくなってなかったり、変に赤みがあったりすると、擦り込んでいらっしゃったりします。

あとは期間です。意外と湿疹が収まるのには時間がかかります。とくに皮疹のある期間がながければ長いほど・・。かゆくなるとぱっとやめてしまう方がいますが、不十分なことが多いです。私は必ず、皮疹の経過をきいてすくなくともこれくらいはぬるようにと指導しています。経過が長い人は再診してもらい、どこまで塗る必要があるが私の目でみるようにしています。

薬をだせば治ればいいのですが、そういうわけにいかないことが多いのです。これさえ塗ればぱっと治るという薬があればいいのですが・・・。塗り方、期間が非常に重要ですので、よく説明をきいてくださいね。

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