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2009年11月20日 (金)

喘息

 この10年間での各種疾患による死亡率の推移を見ると、癌による死亡率などは増加しています。一方順調に死亡率が低下している疾患もあります。
 喘息による死亡率は世界的に徐々に減少してます。昔は救急外来で当直をしていると喘息発作の方が数多く受診されて、重症だと緊張して対応したものですが最近はどうなのでしょうか。まだまだ救急を受診する方も少なくないのだとは思いますが統計上は重症化も徐々に減少しているようです。
 整形外科医のブログでなぜ喘息かというと、私自身が小児喘息から治癒しないで今だに発作を起こしている喘息患者なので情報を収集しているからなのですが、喘息のコントロールとしては発作を起こさないようにするのが目標なので私のコントロールは今ひとつに分類されます。
 喘息死が減少した最大の理由は、喘息が単なるアレルギーではなく慢性炎症性の疾患と理解され、吸入ステロイドが積極的に導入されたことにあります。昔は漢方を煎じたりインタールという抗アレルギー剤を吸入したりしたものですが、子供ながらにこの治療は効果が期待できないなと思ったものです。今はなき鶴川病院にも入院したことがありますが、あの頃とは比べものにならないくらい治療方法は進化しています。
 私のように軽症持続型から中等症くらいまではまじめに吸入ステロイドを使用することが大事です。これが本当に難しいことで、高血圧や骨粗鬆症でもきちんと薬を継続できる方には本当に頭が下がります。最近は気管支拡張剤との一緒になった吸入薬なども開発され良好なコントロールが期待できます。それでも重篤な発作を起こす方には免疫学的は製剤も使用されるようになりました。
 大切なのは、減ってはいると言っても喘息で亡くなる方が存在するということを十分に理解しておくことです。気管支拡張剤の吸入も頻回に使用すると効果が減弱したりします。また、タバコの煙などを吸い込むと喘息発作を起こすこともあります。なんとか喘息死だけはしないように日ごろのコントロールを頑張りましょう。
 整形外科的には重症の喘息の方でステロイドを内服されている方は骨粗鬆症の治療が必要です。閉塞性肺疾患なども含め慢性の肺疾患だけでも骨粗鬆症化することがあり、経過により骨密度や脊椎のレントゲンをチェックすることをお勧めします。

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