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2009年12月31日 (木)

2009年を振り返って

 大晦日になりました。振り返ると、今年は激動の1年でしたね。記録的な不況が到来し、政権が交代し、新型インフルエンザが流行しました。世界中に不安が広がっている感じがします。

 医療界では救急医療の崩壊などが国全体に理解された年になったのではないでしょうか。実際に改善されていくのはまだまだこれからですが、少し明るい展望が見えてきているのではないでしょうか。診療所は今、大きな転換期を迎えているように思います。国の政策も報道も、基本的に診療所から病院と介護施設へという流れになっています。診療所の機能としてどのようなものが期待されているのか。

 私が病院勤務医から診療所へ移って5年が経ちました。私にとっては勤務医として激務をこなしていた時より診療所で働き始めてからの方がいろいろ大変でした。正直少しうつかと思うときもありました。あの心理状態はやはり病的なもので、気持ちの問題などではないということがよくわかりました。今年になり全快しました。今はこれから診療所をどういう風に発展させていこうか前向きに考えています。

 来年は今年より安心して暮らせる1年になるとよいですね。診療所が最も身近な医療機関であることはこれからも変わらない事実です。この機能を大切にして地域で頑張っていこうと思っています。(これは明日書いたほうがいいかな?)

 

2009年12月26日 (土)

帯状疱疹の季節

年内も残り少なくなってきました。みなさん忙しく、つい無理してしまう季節でもあります。

そんなときにいらっしゃるのが帯状疱疹です。年末の休みの時に発症して、病院がやっておらず、苦しまれる方も毎年いらっしゃるように感じます。

最近は毎日1人ぐらいいらっしゃっているでしょうか。

帯状疱疹は水ぼうそうのウィルスが潜伏感染(神経節に)して、50歳以上60歳をピークに発病する病気です。特徴は全身どこでもでるのですが、必ず半身だけにあかみや小さい水ぶくれが集まってできます。先に痛みが出ることが多く、数日たってから皮膚に現れてきます。

そのため頭に痛みがでると、最初は脳外科に受診されたり、左胸の痛みが先にでると、循環器科に受診したりと発疹が出る前はほかの科に罹られる方がいらっしゃいます。その後、発疹がでると初めて皮膚科にいらっしゃるのです。

治療はできるだけ早く抗ウィルス薬を服用することです。また、痛みが続く場合が多いので、痛みどめも対症療法としてだします。

最近では50歳から60歳過ぎてからワクチンをうって予防するというやり方もでてきていますが・・。

なんでもそうですが、症状がでて治りにくい場合は早めに受診なさると軽くすむことが多いと思います。

2009年12月23日 (水)

電気自動車と自転車と交通事故

 子供達の自転車に付き合って公園まで行ったときのことです。どうしても子供の方へ注意がいくので視線も低くなりがちです。ふと気づくと背後1mのところにハイブリッドカーが止まっていました。電気モーターで走っているとほとんど音がしないので全く気がつきませんでした。これで曲がり角だったらと思うとゾッとしました。これから電気自動車による出会い頭の事故が増えるのではないかと心配になりました。視覚障害の方の間で問題になり近い将来には人工的な音を出すことになったそうですが、早く実現してほしいものです。
 最近、自転車の事故で来院される方が増えているような印象があります。この近辺は坂道が多く、スピードがつきやすいのでより注意が必要だと思います。坂道を下っていて曲がりきれずに衝突したり、急に横から何かが出てきて避けきれずぶつかったり。自転車同士の事故も時々来院されます。自転車といえども、大きな傷ができたり骨折したりすることも少なくありません。自動車事故と違って警察が入って責任の比率などを明らかにすることも少なく、治療費など後で問題となることもあります。ぶつかったまま自転車が行ってしまうことも少なくありません。
 環境問題が大きく取りざたされるようになって、自転車エリアの整備など自転車が脚光をあびる時代になるかと思っていたのですが一向にそうはなりませんね。電気アシスト自転車やギアチェンジなど日本の自転車技術も世界に誇れると思うのですが。自転車は本来車道を走ることになっているのですが、自動車の脇を走るのも怖いですし歩道を走ると歩行者との関係で危ないですし、きちんとしたルールを作ってほしいものです。

乾燥してきました

先週末から急に冷え込み、西高東低の冬型の気圧配置になりました。そうすると太平洋側は乾燥します。今週になり、乾燥によるかゆみで来院される方が増えました。

私の出身は富山なので、この乾燥が一層身にしみます。冬といえば、しとしととみぞれがふったり、どんよりとした雲に覆われる季節。乾燥とは縁がありませんでした。あかぎれってなんだろう?ぱちぱちくん(柔軟剤のコマーシャルで静電気のことをこういっていた)って?というかんじでした。

乾燥肌に非常に悩んでいる人は日本海側にいってもいいかもしれませんね。(でも、冬といえばずーっとどんよりしています。太平洋側から来て、その天気に滅入る人もおおいですけど・・・)

とはいってもこちらで快適に過ごすには、加湿して、保湿系入浴剤のいれたお風呂につかり、ふろ上がりに保湿をしっかりするしかないですかね。

2009年12月20日 (日)

寒くなってきました。

 だいぶ冷えてきました。鶴川も水たまりには朝、氷が張るようになりました。今年は早々とスキー場にも雪が積もっているようですね。寒いのはつらいですが冬はやはり寒くなってくれないと心配です。
 寒いと関節痛やしびれがひどくなる方もいます。手足の冷えがひどい方は、ときどき指の色や脈を確認するとよいかもしれません。手指がやけに蒼白になっていたり青紫になっている場合、レイノー病など血流障害である場合もあります。少し歩くと足がしびれて立ち止まってしまうという間欠跛行を呈する疾患には閉塞制動脈硬化症があります。これも寒くなると症状が悪化する場合があります。一度動脈硬化度・動脈閉塞の有無を検査して、低下している場合血流を良くする治療をした方がよいです。
 皮膚科的にはこの時期、湯たんぽやカイロによる低温火傷での来院が増えてきます。低温火傷は見た目以上に重症である場合が多く、治癒には時間がかかります。特に下肢の血流のよくない方や糖尿病の方は注意が必要です。乾燥性湿疹など皮膚のトラブルもだんだん増えてきました。この他にも冬は血圧が高くなる方がいます。人間の体も季節により変化するものです。本格的な冬に備えて体調を見直してみてはいかがでしょうか。

2009年12月11日 (金)

季節性インフルエンザ予防接種

 最近は新型インフルエンザのことばかりが注目されていますが、現在季節性インフルエンザの予防接種もしています。市の補助があるのは12月28日までです。今年は希望者が例年より少なく、ワクチンにまだ余裕があります。これから受験シーズンにもなりますが、その頃には新型とともに季節性のインフルエンザが流行している可能性もあります。

 ご希望の方は、なるべく今年中にお受けになった方がよいと思います。受付か、午後に電話でお問い合わせください。

2009年12月 7日 (月)

それほど痛くない骨折

 骨折するとさぞかし痛いだろうと一般的には思われることでしょう。確かに骨折してグラグラになっているとちょっと動いただけで激痛が走るのが普通です。
 しかし、中にはあまり痛くないけど骨折という状態があります。患者さんもあまり痛くないからそのまま様子を見ていたけれどやはり治らないから受診したということになりがちです。しかし、場所によっては偽関節になってしまっていたりして手術が必要になることもあります。
 比較的よく起こるものとして、手の舟状骨骨折、肘の橈骨頚部骨折、足の第5中足骨骨折があります。
 手の舟状骨骨折はこれからシーズンになるスノーボードでよく起こります。手をついて転倒して受傷します。最初は手関節の母指側が少し痛い程度のことがよくあります。受傷後すぐに受診してレントゲンを撮っても骨折が写らないことすらあります。しかしそのままにしておくと
段々亀裂が広がって最終的には不安定のままになってしまうこともあります。長期的にそのままにしておくと周辺の軟骨が削れて若いうちから変形性関節症になることもあります。
スノーボードや自転車などスピードがある状態で転倒した場合は、注意が必要です。
 肘の橈骨頚部骨折も、最初それほど痛くない方がいます。転倒して1~2週してから肘の痛みがとれないと受診されることも少なくありません。この部分も、ズレが大きくなると手術的に固定したり、人工骨頭置換術など大掛かりな手術となることもあります。
 足の第5中足骨基部骨折も、足の捻挫と思ってそのままシップ程度で様子をみられることが少なくありません。民間療法へ最初受診して、捻挫と診断され弾性包帯固定やテーピング固定とされることもままあります。この部分も、最初小さな亀裂だったものが徐々に拡大して後で手術となってしまうこともあり、初期固定が重要だと思います。ただ、最初にギプスを作っても、この程度の怪我ではギプスは嫌と言ってはずして再診される方も少なくないのが事実です。そんな時は後で手術となる可能性もお伝えして相談するしかないのですが、怖い先生なら本来は厳重に怒った方が患者さんのためなのかもしれません。
 これらの骨折は最初診断に迷うこともあり一筋縄ではいかないものですが、ひとつ言えることは早期診断して最初用心してかかるのが一番良好な経過が期待できるということです。怪我をして軽ければ最初は様子をみてもよいと思いますが、1週間してもまだ痛かったらしっかりした診断を受けた方がよい場合が多いと思います。

2009年12月 5日 (土)

こどもは必要か

 政府の意識調査でこどもは必要かという質問に対して、20〜30歳代の人では必要ないと答えた人が約6割で過去最多となったそうです。今後も日本の少子高齢化は確実に進んでいきそうですね。
 現在、介護保険の審査委員をしています。介護を受ける方の家庭状況などもいろいろ見聞きしていますが、人の幸せの大きな部分は幸せな家族に恵まれているかということにかかっているような気がします。
20代、30代と一人で何でもできる世代は自分の生活を楽しみたいという気持ちは分かります。しかし子供に恵まれ、家族とともに過ごすということの幸福感は何者にも代え難いものがあるように思います。高齢になり介護を受ける世代になったときにも、子供が支えている方とそれが叶わない方とでは大きな差があります。
 もちろん望んでも子供に恵まれない方もいるわけで、子供がいるいないについて語るのはいろいろ問題もあるでしょう。しかし若い世代が最初からこどもはいらないと考えることは、子育て中の世代からみるとまるでコーヒーなんて苦いからいらないと答える子供のような感覚に思えます。一度飲めばおいしくて病み付きになるのに。
 アメリカ映画を見るとやけにfamilyという言葉がでてきます。どこの国も家族の大切さを国全体で国民に浸透させようとしています。日本は競争ばかり、経済ばかりで家族など最も基本的なことへの意識が不足しているように思います。若い世代が家庭を築いて子供を持ちたいと思う社会でないと、社会自体が存続していくことすら難しくなっていくのではないでしょうか。
 一方で子供を望んでもなかなか叶わない方には少なくとも医療保険で、できれば無料に限りなく近い形で治療等を受けられるような体制を作ることも急務だと思います。
 独身の社会人だったことがない私には若い社会人の平均的な気持ちは分からないのかもしれませんが。

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