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2010年4月22日 (木)

強剛母指

 ときどき、赤ん坊の親指が曲がったまま伸びないという症状で来院される方がいます。恐らく出生時からの症状かとは思いますが、気づかれるのは指をよく動かすようになる頃なので1歳くらいでしょうか。
特に痛がったりはしません。親指の第1関節(IP関節といいます)が屈曲した状態で、大人が伸ばそうとしても伸びません。
 よく観察すると、親指の第2関節(MP関節といいます)の手のひら側に固い結節が触れることが多いです。病態としては、母指の屈筋腱が腱鞘の近くで肥厚して結節状となり、腱鞘を通り抜けられないことによってIP関節の伸展が妨げられます。
 関節自体には異常がないことが一般的です。自然に軽快することもあるので、年長くらいまではそのまま経過観察するのが一般的です。経過観察の結果改善してこない場合、腱鞘切開という手術が必要になります。専門医がきちんと行えば簡単な手術の一つですが、小さい指に行う上に指神経などの走行にも十分注意しなくてはなりません。当院では基本的に手術を要すると判断した場合は手の外科へ紹介しています。
 指の奇形など他の疾患ではないかも鑑別診断としては必要です。

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