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2010年7月17日 (土)

精神的な疼痛

 肩こりや腰痛を訴える方の中には、シップや内服、ブロック注射やリハビリテーションなどあらゆる医学的方法を試みても症状が軽減しない方もいます。そのような時は、他科的疾患などからくる疼痛の可能性や炎症性疾患なども鑑別診断として検討します。
 それでも原因がわからず、よくよく聞いてみると精神的につらい、ストレスが強い、眠れないなど精神的に問題を抱えた方が少なくありません。精神的な要因から来る疼痛などの身体的症状が前面に出る場合も最近は少なくないような印象があります。
 そのような場合は鎮痛剤などより安定剤や抗うつ剤の方がよく効きます。その前に、よく話を聞いて精神的に安定した状態を保てるようにしなくてはなりません。最近は精神科や心療内科の専門医の診療所も増えてきて、抵抗感なく受診できるようになってきています。
 診察の中での表情やお話から、精神的な要因が強く考えられる場合は専門医受診をお勧めする場合もあります。できれば、精神的に心配なことがあれば進んで話していただけると診断や治療に大変参考になり解決の糸口が見つかります。こんなこと話してよいのかと迷うより
積極的に話してください。
 よく患者さんの話を聞くこと。これは医療において最も大切なことです。しかし、混雑した外来では最も難しいことでもあります。総合病院の外来ではほとんど不可能なのが現状です。より地域に根ざした診療所でこそ、もっと話を聞いて患者さんの全体像を深くわかるようにしなければいけないなと思います。徐々に処方を長期化したりして時間を作れるように工夫しつつありますがまだまだ十分ではないかもしれません。
 日本全体でも自ら命を絶ってしまう方が毎年数万人もいる現状があります。心から来る体の痛みというものもあります。自分ひとりで抱えこまないよう、診察の際には気兼ねなく話してください。当院で対応可能な範囲なら話に乗りますし、専門機関への紹介をご希望ならその場で紹介いたします。

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