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2010年10月 8日 (金)

遠位橈尺関節背側脱臼

 手をついて手首を痛めたり手関節を捻った時に、手関節を掌背屈するより回内外(手の平を上にしたり下にしたり回すこと)が困難になることがあります。前腕には橈骨と尺骨という2つの骨がありますが、この間にも関節が存在します。肘側では尺骨が上腕骨と関節を形成し、橈骨頭という部分が回転することで回内外しています。手関節側では橈骨の方が大きく手関節を形成し、尺骨頭が小指側で回転するようになっています。
 この尺骨頭が、橈骨に対して手の甲側へはずれてしまうことを背側脱臼といいます。亜脱臼程度のことが多いのですが、この部位の損傷はなかなかすっきり治らないことが多く注意が必要です。骨折を伴っていたり不安定性が強い場合などは手術の適否を判断するために総合病院の手の外科外来受診が必要です。この部位は一般整形外科では苦手なことが多く、上肢専門医のいる病院がお勧めです。
 亜脱臼くらいで不安定性が高度ではない場合、手の平を上に向けた位置(回外位)で約1ヶ月のギプス固定が必要です。骨折でもないのに肘上からギプスかよ。という不満の表情に耐えながら何とかギプス固定を継続していただくよう努力するのですが、1ヶ月ギプスはしていただけない場合も少なくありません。しかし不安定性が残存した場合、再建術という手術が必要となることもありさらに治療が長期化しますので初期固定をがんばっていただくことが最善かと思います。

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