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2010年10月14日 (木)

消毒液

みなさんはけがをしたとき、消毒をしますか。

傷を市販の消毒薬、ヨードチンキ、イソジン、時には赤チンなどさまざまないわゆる消毒液を使って、”傷がまだ治らない”と皮膚科に受診する方がいらっしゃいます。

最近ためして○○などの番組などで割と知っていらっしゃる方も多いのですが、基本的に傷には消毒液はつかわなくなってきました。

流水や石鹸で洗い流すのが一番きれいになります。

消毒液はたしかにバイ菌は死ぬかもしれませんが、ゴミなどの異物がついていると意味がありません。また、皮膚の上皮化(欠損した皮膚をおおうために新しい皮膚がつくられること)を妨げます。また、時にかぶれることもあります。

診療所でも、けがの場合は消毒液をつかいません。ちいさな異物、ゴミをとるため流水で洗ったり、生理的食塩水で流したりするのです。

習慣とは恐ろしいもので、知ってはいても、実際けがや、やけどをするとつい、使ってしまう方もいるようですが・・・

今度はけがをしても、水道水であらうだけにしてくださいね。その後、湿潤療法をするといいでしょう。(湿潤療法に関しては次回ブログで)

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