日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |
« 2011年1月 | トップページ | 2011年3月 »
春一番が吹きましたね。やっと暖かい季節がやってきました。今年は何をしようか。うきうきしてきました。と思ったらもうゴールデンウィークの3ヶ月前はとっくに過ぎてしまいました。人気のキャンプ場などはもう予約で一杯らしく…。みんなしっかりしてますね。
今日の土曜日も大変混雑してしまい申し訳ありませんでした。どうしても縫合などの処置が入ると診察が止まってしまうもので。今日も9時頃は比較的空いていたのですが、10時ころ暖かくなってきたらみなさん一緒に来院されたようにドッと混雑しました。
土曜日は朝一番、平日は午後の方が比較的空いていると思います。これも確実には言えないのですが。整形外科は外傷患者さんを予見できないもので、どうしても予約外来は無理なのです。4月から少しだけ予約外来を拡充してみましたが、主に意見書外来用の設定です。一般診察での予約は予定しておりませんが、込み入った診察やじっくり相談したい件のある方は、ご相談下さい。
昨日のためしてガッテンは「肩こり」が完治するというテーマだったのでどんなことを言うのか気になり見てしまいました。少し過ぎてから見たので最初の導入部分は見逃したのですが、完治型の肩こりとして胸郭出口症候群が紹介されていました。
「肩こり」というと、一般的に患者さんは後頚部(頚椎周囲から肩胛骨付近から肩関節付近)の疼痛や凝った感じのことを言うと思います。肩こりの診断に胸郭出口症候群を持ってくるのはかなり無理があると思います。確かに後頚部痛を訴えることもあると思いますが、胸郭出口症候群というと主に上肢への症状を伴う場合が典型的で、「肩こり」として中心疾患に据えるのは無理があるような気がします。まあ、専門医として登場した先生が肩関節の専門医であったことと、有名な装具を使用する大学の方だったのでその専門性を優先したのかもしれませんが。さらに、胸郭出口症候群が運動療法と装具ですっきり治るというのもやや言い過ぎのような気がします。
非完治型の肩こりも、頚椎のストレッチの仕方が間違っていたと言っていましたが、それほど単純な問題ではないように思いました。ただ、肩こりにストレッチが重要なことは間違いないと思いますが。
メディアはどうしても物事を単純化しすぎるのだな〜と改めて思いました。やっぱり、「すっきり治る」とか「絶対これで大丈夫」とかいう宣伝文があったら番組でも書籍でも商品でも寄りつかないことが一番なのではないでしょうか。本当のところを知りたければ医学論文検索が一番だと思います。今ではネットでアブストラクトは無料検索できます(ただ、英文ですが)。さらに上級編では一つの論文を信じてはいけません。医学論文では賛否両論展開されていたりして、どの問題も一筋縄ではいかないということがよくわかると思います。
今日はFリーグの会場ドクターをしてきました。観客席でボールが当たった方の対応をしましたが、大きな怪我でなくてよかったです。
今年のペスカドーラ町田はなかなかうまくいかなかった様ですが、今日最終節は大勝することができてよかったです。終わりよければ全てよしではないですが、来年に繋がるとよいなと思いました。
チアリーディングがスクールの生徒さんたちと総勢100人で行っていたのも圧巻でした。うちの末っ子くらいの子も頑張っていて、微笑ましかったです。
まだトーナメントが残っています。町田唯一のプロスポーツチームを応援していきたいと思います。
尻餅を勢いよくついた時に同時に手をつくと、肘にストレスが集中して肘を痛めることがあります。あまり腫れないのですが、痛くて屈伸できないといった症状の時、橈骨近位で骨折していることがあります。
橈骨というのは前腕に2本ある骨のうち親指側の骨で、手関節では大きな部分を占めますが肘関節では丸いネジ頭のような形をしています。その頭の部分での骨折を橈骨頭骨折と言い、首の部分での骨折を橈骨頚部骨折と言います。
橈骨頭骨折は初診時に全く骨折線が見えず、後から亀裂がはっきりしてくることもあり診断が難しい場合があります。この部位はズレがほとんどなければギプス固定をします。肘を固定するとかなり不自由なので
そこまでするか?と疑問視される方もいますが、ズレてしまった場合の手術は難しい部類に入りますのでなるべく手術とならないようにしっかり固定しておくことをお勧めします。
骨折部のズレが大きい場合(大きいといってもミリ単位の話ですが)手術による整復固定が必要です。この部位の手術は頻度が少なく、ややコツが必要なのでどこの病院でも可能とは限りません。上肢外傷に慣れた専門医に依頼するのがよいと思います。
今年もスキーに行ってきました。最近は昔のようにスキー人気がないようですが、昔に比べてリフトが混雑していないので今の方が純粋に楽しめるような気もします。今回、数本滑ったらもう大腿四頭筋と前脛骨筋が悲鳴を上げてしまいました。やはり体力を上げないといけませんね。
若い人たちにはスノボー人気の方が高いようです。スノボーも楽しそうで子供の手が離れたらいつかチャレンジしてみたいものです。
この時期、スキーやスノボーで怪我をして来院される方も少なくありません。スキーでは膝や足関節の怪我が多く、スノボーでは手関節の怪我が多いのが特徴です。最近はヘルメットも普及してきていますが、大きな怪我をすることなくウインタースポーツも楽しんでほしいものです。
膝蓋骨とは俗に言う膝のお皿のことです。膝関節の前面にあり、大腿四頭筋によって膝関節を伸展する際の支点として力の伝達を効率的に行う役割をしています。膝蓋骨がないと十分に膝に力を加えることが困難になります。
膝を軽度屈曲、外反して体を急に捻ると、膝蓋骨が外側に脱臼することがあります。と言っても稀にしか起こりません。多くはもともと膝蓋骨や大腿骨の顆部が形成不全であったり、膝の外反が強かったりといった素因があります。関節などが柔らかい若年者に多く、女性に多いものと思います。
脱臼自体は膝を伸展しながら膝蓋骨を整復すると比較的容易に整復されます。整復後は膝関節装具をしばらく装用して再脱臼を防止します。膝蓋骨脱臼は両側起こる方も少なくありません。もし頻回に脱臼して日常生活に困難を生じる場合は、脱臼をしづらくするための手術を検討する必要があります。
膝蓋骨がはずれそうな不安感を感じているだけで明らかな脱臼をしていない場合もあります。そういう場合、形態的にどうなっているかなど一度調べてみるとよいかもしれません。
「個人の感想です。」という注意書きが小さく書いてあるCMやチラシが最近やけに多くないでしょうか。診察でもチラシを持ってきてこれはどうなのでしょう、と聞かれることも少なくありません。基本的に個人の感想ですと断っているということは、科学的な根拠に乏しいということの裏返しであるのは間違いありません。一方で、完全に効果がないと科学的に証明するのも容易なことではありません。なので、絶対効かないと断言するのは困難なことです。基本的に個人の責任において使用するか判断するしかないのが現状だと思います。
個人的には「個人の感想」を根拠に商品を高額で販売し大きな利益を得ることが好ましいとは思えません。メディアにとっては大切なスポンサー様なので否定的な報道は全くないですが、どこまで許されるべきなのでしょうか。政府としても、恐らく高齢者の資産を市場に回す為の施策として今のところ普及させているような気がします。生活に余裕があれば、特にどうこう言う必要もないことなのかも知れませんが。
信じている方にとっては、否定されるのは心外のようですので強く言うことはしないようにしています。
プラセボ効果というものもあるので、効いているようでしたら副作用などがない限り使用してみてもよいとも思います。
過去にひとつだけ、絶対買わないように患者さんに言った商品がありました。曰く「特殊なシートをもう一つの部品に接触させ前後に動かした後、そのシートを患部に当ててください。」という健康器具でした。
それを毎日続けることにより膝関節痛が軽減するとのことです。そのシートともう一つの部品で数十万円するらしく、これを買ってみてよいかと診察の時に聞かれました。
何のことかわかりますでしょうか。それって小学校のときにやった静電気下敷きじゃないですか。さすがにこの時ばかりは絶対買わないように説明してしまいました。
個人の感想と書いてあったら、使用するかどうかよく考えた方がよいと思います。友人に勧められたという方も多いですが、何でも人に勧めてしまう「友人」というのもどうかと思います。
毎年この季節になると、整形外科でも高齢な方の肺炎を診断します。肺炎というと、咳や痰がひどく、発熱して重篤感が漂うのが一般的ですが、咳も痰もなく熱発もなくただ単にだるいというような症状であることが少なくありません。念のため胸部レントゲンを撮ってみると肺の一部が広範囲に白くなっていて診断できるということがあります。
高齢になると免疫系が働きにくくなるため感染に対抗する反応が低下してしまうのが原因です。体力の低下した方が、元気がなくなったとかだるそうにしているといった場合は肺炎も含めて生命に関わる疾患の可能性も疑ってみる必要があるかもしれません。
診断した後は、安全に対応する場合は入院して抗生剤の点滴を行うのがベストかと思います。しかし高齢な方の場合、できるだけ自宅で過ごしたいとか救急救命処置を望まないといった場合もあります。呼吸状態、全身状態を鑑みてよく相談の上、外来や自宅で抗生物質の点滴をしたり内服で経過を診るということも検討する必要があります。
この4月から65歳以上の方に対する肺炎球菌ワクチンに町田市から4000円助成されることになりました。肺炎というと古典的な疾患ですが、永遠に要注意疾患であるのは間違いありません。
痛みというのは本当につらい症状です。できるだけすぐに取りたいものです。日本でも新しい系統の鎮痛剤や麻薬系鎮痛剤を使用できるようになり、これから今まで以上に疼痛を緩和することができるようになっていきそうです。
一方痛みというのは有害なことに対する人体からの信号の一つという側面があります。痛い部位は安静にしろという体からのメッセージと取ることもできます。骨折した足は歩くと痛みます。そのまま歩き続けると骨折部がずれたりうまく癒合しなかったりするかもしれません。スポーツ選手の腰痛は分離症の前兆かもしれません。そのまま無理にプレーを続けると将来分離すべり症となりスポーツ選手となることを断念せざるを得なくなるかもしれません。脊椎の圧迫骨折でも、最初は骨がほとんど潰れていなくても数ヶ月で次第に潰れてくることがあります。もし早期に疼痛をなくしてしまって普通に家事や仕事をしたら脊椎の圧壊がよりひどくなってしまうでしょう。
シャルコー関節という病態があります。神経障害などで痛みを感じない関節はどんどん破壊されていきます。有害事象があるのに痛みがないというのは一種の病的な状態でもあるのです。
一番よいのは根治的な治療で疼痛をなくすことです。しかしそれが困難な場合も多々あります。その場合、その疼痛がどういう意味の痛みなのか。よく考えてみないといけません。