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2011年4月26日 (火)

当院に救急車がやってきた

 診療所で救急応需をすることはほとんどありません。今朝は救急隊から5カ所の病院に断られたという事例で受け入れ要請がありました。何とか対応することができましたが、診療所では検査などが限られる中で診察所見によって対応しないといけません。一人全科当直をしていた頃を少し思い出しました。
 日本の救急は本当に危機的な状況になっています。当地区でも多数の救急依頼をして全く受け入れ先が見つからないことも少なくありません。いったいどうすればよいのか。本当は対策はわかっているのかもしれません。欧米では希望通りに病院を受診できるというシステムになっていないところが多いのが現状です。多かれ少なかれ受診規制が行われているのが普通です。高福祉として知られる北欧でも、病院を受診するには大変な制限があります。日本でも病院は高度疾患、救急疾患に集中するようにしなければ現在の状態は改善されないでしょう。仮にそれを実行すると、病院の外来は閑散とするでしょう。その状況を病院自身が受け入れられるのかということも問題なのかもしれませんが。
 もちろん診療所の対応も変わってゆかないといけないものと思っています。医療というものが根本的には公共サービスであるということを、診療所レベルでも実践していけるようにならなければいけないと。震災後全ての分野で自分の根本的なあり方を考えるようになっているのではないでしょうか。なかなか難しいことですが、少しでも理想に近づけるよう頑張りたいと思います。
 

2011年4月25日 (月)

自分のお葬式で…

 キャンディーズのスーちゃんが亡くなりました。ひとつの時代を築いた方が亡くなるのは悲しいことです。全員集合でよく見たのを覚えていますが、私よりやや上の世代の方にコアはファンが多いのではないかと思います。
 驚いたことに、お葬式でラストメッセージのテープが公開されていました。いったいどんな心境で最期のメッセージを録音したのか。本当にすばらしく気丈は方だったのだなと思います。さすがに涙がこぼれました。急な疾患ではあり得ないことで、癌だからこそ可能なことなのかもしれません。ラストメッセージを自分のお葬式で伝えるというのはこれからは「あり」なのかもしれないと思いました。今の私にはできそうもありませんが。もっと人生経験を積んで、達観できるようになりたいと思いました。

2011年4月24日 (日)

選挙権

 今日は日本のさまざまな地方で選挙が行われていますね。最近思うのですが、選挙権を得るにはどんな条件が必要なのでしょうか。先日、後見人を指定している方が選挙権を失ったのは憲法違反だという訴えを起こしたというニュースがありました。どこまでの判断力が選挙権には必要なのでしょう。
 日々赤ちゃんから超高齢者まで診察していると、20歳以上で選挙権を設定している意味がよくわからなくなります。例えば15歳と85歳では情報収集や判断力にどれくらいの差があるのでしょう。
 多数決の社会で少子高齢化が進むと、多数を占める高齢者の意見がどうしても採用されることになるのは避けられないでしょう。今のままでいくと、日本の財政や年金は破綻し、日本人は減り続け、生物は減少し核廃棄物は増え続けます。それでも保守的な考えに勢いがあるのは理解しづらいものがあります。
 間に合わないかもしれない世代が直接政治に参加しなければ、これからの日本の方向性を決めるのによくないのではないかと。85歳の方が選挙できるのであれば15歳も選挙できなければ。純粋な感覚の若者が政治に参加した方が世の中うまくいくかもしれません。

2011年4月23日 (土)

ブロック注射

 神経痛の治療のひとつとしてブロック注射があります。内服などで経過を診ても疼痛が軽減してこない場合、また初診時でも疼痛が強い場合には相談の上行うことがあります。脊椎由来の疼痛に対して硬膜外ブロック、神経根ブロック、仙骨ブロックなど。末梢神経由来の疼痛に対する神経ブロック、局所の疼痛に対するトリガーポイントブロックなどがあります。
 持続硬膜外ブロックやX線カメラを用いて行う神経根ブロックは病院に依頼しています。当院の外来では主に仙骨ブロック、神経ブロック、トリガーポイントブロックを行っています。重要なのは根本的な治療ではないということで、疼痛が強く苦痛が強い場合などに限定して行っています。また、特に仙骨ブロックや坐骨神経ブロックでは効きすぎるとしばらく足の力が抜けてしまう場合があるので30分程度休んでから帰宅する必要が生じることもあります。
 最近は神経ブロックに超音波を使用することもあります。従来は神経の走行を解剖学的に考えて場所に対して行っていたのですが超音波を使用すると神経が直視できるのでより効果的に安全に行うことができます。ただ、神経周囲に集中しすぎると力が抜けてしまう確率も上昇するのでそのバランスは難しいところです。なので、当院では教科書的な麻酔薬の濃度よりやや薄めて使用しています。その方が効果はあるけれど力の抜ける頻度を低下させることができます。
 大切なのは、ブロックに固執しないことかと思います。内服や理学療法と組み合わせて検討すること、無理であれば手術もしっかり検討すること。有効な治療のひとつとして相談させていただきたいと思います。

2011年4月21日 (木)

1年生

 新年度が始まってしばらく経ちますが、やはり今年も1年生の子の外傷が目立つようになりました。手首の骨折や足首の捻挫など、学校生活が始まった小学1年生や部活を始めた中学1年生が怪我をするのには注意が必要です。
 また、急に部活で練習量を増やすと外傷以外にも筋骨格系に障害を生じることがあるので徐々にペースを上げることが必要です。故障しても無理をして競技を続け、治りにくい状態になってから来院されることも少なくありません。痛んだ部位は早めに対処する。子供の回復力は驚異的なので、大抵少し休ませればすぐに回復します。

2011年4月20日 (水)

義援金と税

 今、復興にかかる費用をどうするかがいろいろ議論されています。確か震災前には日本の財政は危機的だったような。減税しないと国が滅びるという方も、増税が絶対に必要だという方もいますね。これも専門でないのでどちらを信じていいのか全くわかりません。ひとつ確実なのは、経済学者の将来予測というものはほとんど当たらないということでしょうか。
 そもそも民主主義国において税金とは取られる物なのか、集める物ではないのか。義援金のように自分のできる範囲で快く積極的に協力できるものであったらよいのにと思います。いっそのこと税務署員の方が箱を持って駅前で税金を集金したら快く支払われるのでしょうか。
 

2011年4月16日 (土)

Love me tender

 清志郎さんは雲の上で、今なんと言っているのでしょう。まさかこれほど制御できないとは。何とか根治的な治療をしてほしいものですが、半減期と発熱の減衰を待つしかないのでしょうか。
 Facebook,twitter,Ustream。この1ヶ月で情報の収集方法も本当に変わりました。今は本当に歴史の転換点なのでしょう。トルメキアになるのか風の谷を目指すのか。人間にとって、一度豊かになってしまった社会を転換することは並大抵のことではないでしょう。それが我々の世代にできるのか。後世の日本人に凝視されているような気がしてなりません。

2011年4月13日 (水)

漢方

 漢方というと自然素材の昔からある伝統的なお薬で体にやさしいという印象があると思います。確かに大きくははずれてはいないと思いますが、決して全く安全という訳ではありません。
 当院でよく処方しているのは関節痛や神経痛用の漢方ですが、甘草が入っていることが多く血圧が上昇したり血中のカリウム濃度が低下したりすることは少なくありません。なので投与開始は短期間処方し、特に高血圧の治療中の方では血圧が安定しているか経過をみていただいています。また定常量は1日3回ですが、症状に合わせて1日1回から始めたりしています。また長期で甘草の入った漢方を内服している方は、時々採血して血中のカリウム濃度を測定する必要があります。
 その他にも漢方で肝機能障害や薬疹を生じたり、間質性肺炎を生じたりすることも報告されています。結局、通常の錠剤と同じように注意をしながら処方しているの現状です。無料試供品を郵送して、以後きちんとしたチェックをすることもなく通販やネットで販売している現状を鑑みると、知らないということは本当に怖いもの知らずだなと思わずにはいられません。
 

2011年4月11日 (月)

石灰沈着性頚長筋腱炎

 首が回らないといってもお金に困っている訳ではなく、症状として実際に急に首が痛くて動かせなくなる方がいます。外傷性のものとしては俗に言うむち打ちのように頚椎捻挫を呈する方、小児で斜頚を呈する疾患などはよく診ます。
 それ以外の病的な急性発症の運動障害を伴う頚部痛では、高齢者では頚椎の転移性腫瘍なども稀に発見されます。炎症性疾患としてはリウマチ性多発筋痛症は気をつけて診察しているとそれほど稀ではなく診断されます。
 ごく稀に、後咽頭腔の疾患のことがあります。後咽頭腔とは頚椎の前方、咽頭喉頭の背側にある部分で、頚椎からの病気と咽頭喉頭からの病気のどちらもあり得る部位です。レントゲンで頚椎の前方の軟部組織の厚さが増えていないかはいつもチェックするようにしていますが、この部分が腫れているとかなり慎重な検討が必要です。熱発があったり、コントロールの悪い糖尿病の方では膿瘍を形成していることがあります。この部分の膿瘍は重篤となることがあり、すぐに総合病院紹介受診しないといけません。
 頚椎前方の後咽頭腔が厚くなっている場合で、第1〜2頚椎の前方に石灰が沈着していると、石灰沈着性頚長筋腱炎という疾患です。と言っても注意深く観察しても石灰があるのがわかることは多くありません。確定診断にはCT検査が有用です。しかし、重篤感もなく熱発もなく内科的・耳鼻科的な症状もない場合は消炎鎮痛剤がよく効くので内服していただき翌日〜数日経過観察するとかなり良くなっていることが多いです。
 私自身がこの疾患を初診で診断したのは10年以上の整形外科医生活で2〜3例ですので一般的には知っておく必要はない疾患かと思われますが、頚部痛の中で後咽頭腔という耳鼻科との境界領域の疾患があるという点は知っていると便利かもしれません。

2011年4月 9日 (土)

都知事選

 明日は都知事選ですね。私はもう不在者投票を済ませました。今回の都知事選は震災の影響であまり報道されず目立たないので投票率はかなり悪そうですね。
 私も町にほとんど出ていないので、候補者に全く接することなく選挙することになりました。しかしネットで公開討論会などがあったのでその動画を見たりして参考にしました。美辞麗句を並べたマニフェストなんて全く当てにならないことは国政を見ていて明らかなので、いっそのこと宣伝車もマニフェストも無くしてすべて公開討論会にしてみてはどうなのでしょう。
 実際に論戦を戦わせると、どうしてもその人の本心が垣間見えてしまうものと思います。即応力もよくわかるし選挙費用もかからず全員参加すれば公平に戦えるはずなので今後考えてほしいものです。

2011年4月 1日 (金)

往診車

 往診車を導入しました。というか今までワンボックスで往診していたのに無理があったようにも思っていました。この近辺には細くて曲がりくねった道も少なくないので軽自動車にしました。少しはエコにもなるでしょう。
 在宅医療の重要性が指摘されていますが、確かに受診の困難な方が増えてきているように感じています。
また、介護保険での訪問リハビリテーションも始めました。最初に往診して状況を診断し、ケアマネージャーと担当者会議を行った上で訪問リハビリテーションを導入したします。ご希望の方は相談してください。

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