1000年
今年のゴールデンウィークは微妙な雰囲気でした。自粛ムードも残る中、通常の活動に戻ろうという動きもありどの程度のことをしたらよかったのだか。デモに参加したり講演会などを聞きに行ったりした方がよかったのかもしれません。
やはりいつでも震災とか原発のことが頭から離れなかったのは事実です。ひとつ考えたのは、1000年単位で考えたらどうなのだろうかということです。今から1000年前というと平安時代でしょうか。ネットで調べると源氏物語が完成したのが1011年とのことなので、歴史を感じてしまいます。
今から1000年後の日本では、2011年はどう評価されているのでしょうか。3011年にはウランはもう枯渇している見込みです。順調にいけば全ての原発は廃炉され解体されてこの世には存在しないでしょう。
一方高レベル放射性廃棄物の半減期は数万年だそうです。つまり、高レベル放射性廃棄物処理施設は3011年にも稼働しつづけていることになります。3011年の日本人は、電力の恩恵なく廃棄物の管理のみを我々の世代から託されている訳です。源氏物語を残した世代は尊敬されるべきでしょうが、廃棄物を残した世代はどう評価されるのでしょうか。
ちなみに、1万年前くらいに日本が今の形になったそうです。1万年後の日本の高レベル廃棄物処理施設は陸地の地下にあるのか、海中に没しているのか。計画としてすでに想定されているのでしょうか。
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