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2011年6月27日 (月)

鈴木先生

 数回しか見れなかったのですが、久々によいドラマでしたね。先生の内心の声や妄想まで描いて、生徒のみでなく教師も悩んだり壊れたりするのは斬新な設定だと思います。
 スーパー教師や理想論ではなく、実際は学校の先生も悩みながら日々格闘しているのだろうなと勝手に想像してしまいました。やはり教師というのは聖職としてもっと尊敬すべきなんだろうと思います。
 医師のドラマでも同じようにスーパードクターばかりが描かれますが、医師版の鈴木先生も作ってほしいところです。

2011年6月24日 (金)

世界自然遺産

 小笠原が世界自然遺産に指定されました。これで行ってみたくなったでしょうか。行きづらくなったでしょうか。
 メディアでは地域の活性化に期待とかと書いています。それはちょっと違うのではないかと思います。自然遺産ということは、その自然を後世に遺して行く使命を帯びたということです。大勢が詰めかければ自然はどうしても破壊されてしまいます。自然保全のプロ以外は容易に立ち入るべきではなくなったのではないかと思うからです。
 素人がツアーで行ったりするのは一定数のみに制限されるべきでしょう。外から行く人の靴についた種子や雑菌から現地の自然が変化してしまうこともあり得ます。荷物にまぎれた虫などでも在来種が絶滅してしまうかもしれません。自然遺産の場所に行く自信がありますか?

2011年6月22日 (水)

専門医制度

 あと数年したら、私は整形外科専門医ではなくなるかもしれません。今専門医制度の見直しが進められていて、外科系専門医は年間百例以上の手術を行う医師のみとしようという方向であるためです。
 確かに診療所では手術をそれほどしないので外科系専門医という肩書きには無理があるような気もします。どちらかというと診療所の医師はプライマリケア医と名乗った方がよいのかもしれません。しかしプライマリケア学会の専門医というのは近年できたばかりで、今から取得しようとすると数年間診療所を離れて病院で研修をしなければならず、現実的ではありません。もっともプライマリケア学会が担っているのは主に内科的な分野で整形外科診療所は想定されていない印象があります。
 上の世代が専門医を創り、下の世代から新しい専門医取得が可能となり、丁度私たちの世代は過渡期世代のようです。最近は整形外科系の講演会等と同じくらい内科など他科の講演会にも行っているので特定の学会に縛られなくなるのも悪くないかもしれません。

2011年6月21日 (火)

変形性股関節症

 年齢とともに関節軟骨がすり減り骨が変形してくることがあります。個人差が大きく、膝関節が最も多い疾患ですが、股関節もすり減ってくることが多いです。最近、股関節の形状により進行しやすい場合もあり
注意が必要です。
 症状としては股関節周囲から大腿、膝近くまで痛みがひびく場合があります。放散痛が強い時は腰椎からの神経症状などの鑑別も必要です。歩行時など動いた時に痛みが主ですが、増悪すると安静時や夜間痛を生じることもあります。
 診断ではレントゲンでの関節の間の狭さと、骨盤側の屋根部分のかぶりの狭さ、骨自体の空洞状変化の有無などによって重症度を判定します。
 治療としては早期では疼痛時の安静と、股関節外側の筋力訓練、ストレッチ等の運動療法、鎮痛剤の内服などが主になります。痛みが強いときは杖の仕様でだいぶ楽という方もいますが、杖は嫌という方も少なくありません。残念ながら股関節にはヒアルロン酸注射の適応はなく、悪化した場合は根治的には人工関節置換術を行うのが一般的です。最近の人工関節はかなり安定した成績となっているので、杖歩行でも移動が困難であったりする場合は積極的に手術を検討するとよいと思います。
 人工関節の手術は数多くしている病院がやはり成績も安定しているので、少し遠くても専門病院に紹介したりしています。
 

2011年6月18日 (土)

終末期

 この国はどれほど終末期の在宅医療に本気なのでしょう。国の方針として社会的入院の抑制と在宅医療の推進が叫ばれて久しいですが、ニュースで訃報が伝えられるとき、政財界の中枢に近い方であってもほとんどの方が病院で亡くなったと伝えられるのが現実です。国を主導する立場にある方であれば在宅の体制を整えるだけの資金、コネクションはあるはずですが、率先して在宅での看取りを行うという意識はないようです。
 ときに終末期の方の往診を依頼されることがあります。もう有効な治療はないと病院を退院するというのもどうかと思うことがありますが、自宅で看取るというのは大変重い選択です。これを実現するためには看病・介護を昼夜問わず直接行える家族が複数人いてしっかり意思統一ができておりそこに在宅医療、介護で支える体制を築く必要があります。
 直接看病できる家族がしっかり揃っているのか、人が亡くなるという現実に自宅でひとりで対することになるかもしれないという覚悟を持てるのか。
 緩和ケア病棟という方法もあります。終末期の患者さんの苦痛を緩和する治療のみ行い、無理な延命はせずに看取るという病棟です。ボタンを押せば数分以内にスタッフが駆けつけてくれるでしょう。在宅で往診や訪問看護や訪問介護が入れ替わり立ち替わり自宅を訪れる方が本当に人的、経済的コストが低くなるのでしょうか。
 介護施設で終末期を過ごすという方もいます。死亡診断には医師の診断が必要ですが、積極的な治療がない状態であれば医療施設より介護施設で看取る方が自然なのかもしれません。
 自分であればどうするだろうか。時々考えます。看病する家族のことを考えると自宅でというのに及び腰な自分がいます。将来の診療所の役割を考える時も、どこまで厚労省のはしごを登るべきか。本当に自宅で看取るという方向性が日本人の理想の方向なのか。欧米がどうかではなく自分たちの意志をそろそろ確定していくべき時期に来ていると思います。
 

2011年6月15日 (水)

クールビズ

 診療所で診察するようになってからずっとネクタイをしていたのですが、今夏はネクタイをせずに診察することにしてみました。診察時のネクタイは清潔操作などに対して逆によくないという医師もいるくらいなので、むしろネクタイをしていることの方が時代遅れなのかもしれません。
 ただ、貫禄がないものでしっかりした格好をしていないと頼りなさ過ぎと思われてしまうかもしれません。一応そんなこともないのでご容赦ください。

2011年6月13日 (月)

これほどとは。

 確か週末に大規模なデモが東京をはじめ各地であったはずなのですが…。うちで取っている新聞では社会面の下方に小さく2行載っているだけでした。賛成反対は抜きにしても、これだけメディアに情報統制を敷かれるとさすがに少し怖い気がします。
 前与党や前首相がリーダーシップを語るのも滑稽ですが、それに対して無批判なのもここまで来ると裏を読みたくなるのはあまのじゃくすぎるのでしょうか。
 とりあえずイタリアの国民投票をどう報じるか興味深いところです。
 

2011年6月12日 (日)

屋上緑化


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 今日やっと診療所の屋上にイモを植えてみました。少しでも省エネになるとよいのですが、初めてのことなのでうまく育つかわかりません。電球も蛍光灯もモニターも少しづつLEDにしているのですが、この夏はいったいどうなることやら。


2011年6月 6日 (月)

タバコの後遺障害

 窒息というのは本当に苦しいものです。肺の機能が著しく障害されると、全力で呼吸しても酸素をほとんど体に取り込めなくなります。根治的な治療は肺移植しかないでしょうが、それを受けることはほとんど不可能に近いと思います。なので24時間ずっと酸素を吸入することが必要になります。それでもやがて酸素を取り込めなくなり、ちょっと体を動かすことも息苦しく困難になります。
 息ができない。その苦しさに耐えられますか?ずっと呼吸困難が続くと胸が樽の様に変形してきます。胸郭が変形する程の努力呼吸。酸素ボンベを常に携帯して微動だにできないベッド上の生活。
 重度の閉塞性肺疾患の方は、昔の喫煙を悔やむことが多いです。取り返しのつかない過去で、医師として無力感に襲われてしまいます。

2011年6月 5日 (日)

震災ボランティア

 行ってきました。阪神淡路大震災の時にも行きたかったのですがとうとう行かなかったので、心のどこかにずっと引っかかっていました。なので今回は何とか行ってみました。
 津波地域の泥さらい作業をしてきました。周囲の民家は1階が突き抜けていて、田んぼか畑だったところに車や雑多なものが散乱していて津波のすごさを体感できました。ヒステリックになっている国会議員の方々も、被災地に一定のめどが立つのにはまだ数ヶ月以上かかるだろうことは現場に行けばよくわかるのではないかと思います。
 泥の中には何かの部品やら器械やらガラスやらが混在していて作業するのにも注意が必要でした。ボランティアセンターでも細菌感染や破傷風には注意するよう言われました。震災地へ作業をしに行く成人でこの5年〜10年破傷風の予防接種をしていない方は予防接種してから現地に向かった方がよいかもしれません。そこで、震災ボランティア目的の方限定で希望の方には破傷風の予防接種を当院では無料で行うことにいたしました。破傷風予防接種は成人で10年以上していない場合は1回より2〜3回した方が免疫がつきます。保険診療では2回まで保険が効くことになっていますので当院でも2回まで無料とします。できれば2回してから現地に行くのが万全ですが、2回目は初回後3〜8週後なのもご考慮ください。ただ、1回の予防接種でも昔したことのある方ではブースター効果があります。副作用などのことも考慮してご希望の方はお申し込みください。
 自分にできることは何か。うまくできないこともありますが、考え続けたいと思います。

2011年6月 2日 (木)

抗凝固剤

 最近、血をサラサラにする薬を飲んでいる高齢の方が非常に多い印象があります。脳梗塞の防止や再発防止、不整脈での血栓形成防止など理由は様々です。整形外科でも脊柱管狭窄症や閉塞性動脈硬化症で使用しています。効果の強さは様々で、バイアスピリンを少量使用する場合からワーファリンという出血傾向に注意を要する薬まであります。
 最近、ワーファリンを内服している方がちょっとした外傷で大きな血腫を生じて来院されることが時々あります。ダンスをしてから大腿が少し痛くなって様子をみたが翌日下肢全体がひどく腫れて来院したりといった具合です。エコーで大腿を見ると大腿四頭筋内に大きな血腫(血の固まり)ができています。また、小さな切り傷や擦り傷からの出血が止まりにくいということで来院されることもあります。
 ワーファリン内服中ですと、PT INRという検査を院内ですることによってどの程度の薬効かを知ることができます。他の薬剤では数値としては評価できないため、血腫や出血の具合で推察します。
 以前、誘因なく血腫ができて神経や血管を圧迫し障害を生じて救急に来院した方がいました。こういう状態をコンパートメント症候群というのですが、高度に神経や血管が圧迫されていると麻痺などの後遺症が残る場合があるので緊急に切開して血腫を除去し内圧を解放する必要があります。
 一番大切なのは普段きちんと決められた量を内服して定期的に通院し問題がないか診察を受けることです。もし血腫を生じたり出血傾向の副作用が疑われる場合は早めに受診されるようにした方が安全です。

2011年6月 1日 (水)

痛い人

 毎日数十人の痛い方の診察をしています。延べにすると月に1000人以上、年に10000人以上になることでしょう。怪我で痛い方、関節が痛い方、神経痛の方、様々な痛みの方が訪れます。同じ怪我で同じレベルであっても、痛みは一人一人異なります。治療の効果も人それぞれです。
 すぐに取ることができる痛み、治るのに時間のかかる痛み、後遺障害の痛み、中には痛みを完全には取らない方がよい場合もあります。
 痛い人って本当に多いなあ。ふと今日はそんなことを思ってしまいました。
 

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