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2011年6月 2日 (木)

抗凝固剤

 最近、血をサラサラにする薬を飲んでいる高齢の方が非常に多い印象があります。脳梗塞の防止や再発防止、不整脈での血栓形成防止など理由は様々です。整形外科でも脊柱管狭窄症や閉塞性動脈硬化症で使用しています。効果の強さは様々で、バイアスピリンを少量使用する場合からワーファリンという出血傾向に注意を要する薬まであります。
 最近、ワーファリンを内服している方がちょっとした外傷で大きな血腫を生じて来院されることが時々あります。ダンスをしてから大腿が少し痛くなって様子をみたが翌日下肢全体がひどく腫れて来院したりといった具合です。エコーで大腿を見ると大腿四頭筋内に大きな血腫(血の固まり)ができています。また、小さな切り傷や擦り傷からの出血が止まりにくいということで来院されることもあります。
 ワーファリン内服中ですと、PT INRという検査を院内ですることによってどの程度の薬効かを知ることができます。他の薬剤では数値としては評価できないため、血腫や出血の具合で推察します。
 以前、誘因なく血腫ができて神経や血管を圧迫し障害を生じて救急に来院した方がいました。こういう状態をコンパートメント症候群というのですが、高度に神経や血管が圧迫されていると麻痺などの後遺症が残る場合があるので緊急に切開して血腫を除去し内圧を解放する必要があります。
 一番大切なのは普段きちんと決められた量を内服して定期的に通院し問題がないか診察を受けることです。もし血腫を生じたり出血傾向の副作用が疑われる場合は早めに受診されるようにした方が安全です。

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