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2011年7月24日 (日)

ブヨには注意を

 夏になり山などにいくと、いろいろと虫に刺されます。蚊に刺されるくらいならかゆみ止めですぐにおさまりますが、ブヨはやっかいです。
 わたしもこの前の日曜日に刺されました。最初はすぐ治るかなと思っていたのですが、1週間経った今日でもかなり痒かったりします。小さく盛り上がった膨疹ですが、中央に黒い点があるのが特徴でしょうか。
まじめに治療しないと長期化してしまうこともあるようで、遅ればせながらしっかり軟膏を塗ってみたいと思います。単なる膨疹のこともありますので、虫さされがなかなか治らない場合は皮膚科で相談することをお勧めします。
 そういえば娘が蜂にも刺されました。水路のふちに小さな蜂の巣があったのに気がつかずに刺されてしまいました。いつも薬ボックスを持ち歩いているもので何とかなりましたが、一般の方ですと蜂はやはりこわいかもしれません。とりあえず呼吸状態など全身状態には注意していただき、心配な場合は医療機関を受診されるとよいと思います。
 当院もエピペンという緊急時のエピネフリン注射薬を置いています。山に行くときは持参しようかなとも思いますが、パッケージや本体が大きいのが難点です。もっとコンパクトに改良してほしいものです。アナフィラキシーショックを起こす恐れのある方は購入するとよいかもしれません。ただし、手続き等がやや複雑なのでご希望の方は前もって電話でお問い合わせください。
 

2011年7月19日 (火)

サマータイムへ

 当院は今日からサマータイムとなりました。診察もリハビリテーションも午前8:30から12:30、午後15:00から18:00となっております。初日で台風にもかかわらず、8:30に診察に来院されていた方も少なくありませんでした。大きな混乱がなく一安心いたしました。
 主に午後の電力のピークカットのためにお昼休みを伸ばした訳ですが、日中の暑い時間帯に外を歩くだけで危険というような気温が続いていましたので、節電のためだけではなく健康面でも診察時間を早めてよかったのかもしれません。
 もう何年も繰り返してきた日々の時間割が変わってしまってしばらくは時差ぼけのような感じですが、この夏を乗り切るために頑張りましょう。お昼休みに玄関を閉じている時間帯もありますので、午後の診察開始時間にもご注意ください。

2011年7月18日 (月)

日本女性のすごさ

 今日は3時前に起きてしまいました。さすがに早すぎだろうと思いましたが眠れず、そのままテレビを見てしまいました。アメリカ選手のシュートがバーを叩くたびに、さすがに勝てないかもと思いました。先制点を入れられた時ももう無理かと思いました。
 体格を見ただけでかなり厳しいと思うのに、きちんと自分たちの目指すプレーを実践してあきらめずに何回も追いついてついには勝利を手にしてしまうのですからすごすぎます。
 もういっそのこと国会議員も全員女性にして復興してもらったら、日本はもっとうまくいきそうな気がしてきました。

2011年7月14日 (木)

こつこつ教室

 今日は町田市のこつこつ教室にて骨粗鬆症についての講師をさせていただきました。聞き取りづらくなかったか、よくわかっていただけたか、少し心配です。2年前にもこつこつ教室で同じように講師をさせていただいたのですが、この間にも骨粗鬆症に関する知識や治療方法はかなり変わりました。骨の質の重要性が認識されてきたこと、新しい薬が使えるようになってきたことなど急速に進歩しています。
 骨粗鬆症というと骨密度検査がもっとも有名です。医学研究や臨床評価としては腰椎、大腿骨で測定する方法が最も的確であることがわかっています。当院でも昨年から腰椎・大腿骨DEXA法を導入しました。検診後の精密検査としてはぜひ腰椎・大腿骨での測定をお勧めします。また、骨密度の他にもレントゲン所見や採血、尿検査を行って総合的に判断するのが最も適切です。
 これから高齢化が進むと骨粗鬆症の方も急速に増えていきます。骨折を繰り返すようになると日常生活が困難になりご本人にもご家族にも大変つらい状態になってしまいます。なるべく食事や運動で予防し、必要に応じて適切に治療して行くことが重要です。
 

2011年7月11日 (月)

太陽で火傷

Imgp9537
 夏ですね。今年初めて海に行ってきました。やはり海は癒されます。今年は海に行かないと決めている方もいるかもしれませんが、少なくとも黒潮の領域は大丈夫なのではないかと勝手に判断しています。
 しっかり日焼け止めを塗ったつもりだったのですが、思いっきり手足を日焼けしてしまいました。真っ赤になってお風呂が痛いくらいです。日焼けというのは太陽で火傷するということです。皮膚科医に日焼け止めを直接指導されているのに情けない限りです。
 手足の赤さに比べて顔はそれほど日焼けをしませんでした。いい歳をして海に入りっぱなしなので日焼け止めがすぐにとれてしまうのだろうと思います。シュノーケリングをしているので顔はずっと海の中を向いていて日焼けしにくいのでしょう。コマメに日焼け止めを塗るとよいのでしょうが、遊んでいる最中にそんな暇は普通ないものと思います。同じように海に入ることが多い方は長袖、長ズボンタイプのラッシュガードを着るしかないのかもしれません。


2011年7月 9日 (土)

季節労働者

 本日は皮膚科が混雑してお待たせしてしまい申し訳ありません。1年の中で皮膚科は今がピークです。暑くなり虫も多く虫さされ、あせも、日光皮膚炎など、様々な皮膚トラブルはこの時期に急増します。皮膚科医というのはまるで季節労働者のようだなと思うことがあります。当院の皮膚科ではなるべく頻回に再診しないで済むように説明して治療するのがポリシーのようですので一人一人の診察時間も他院より若干長いかもしれません。診察の時には自宅での外用剤の使い方を含めてよく相談していただけますと幸いです。また、電話予約の方が優先して呼ばれますので、待つことが難しい方は前日の診療時間内に予約されますようお願い申し上げます。

2011年7月 6日 (水)

高齢者の運動

 高齢者の方が日常生活を維持するのに最も有効な運動は何でしょうか。ウォーキング、四頭筋運動、マシーントレーニングなどなどいろいろな運動の有効性が示されています。
 個人的に最も有効ではないかと思っているのは、家事です。炊事洗濯、掃除や買い物、家事をしっかりすると全身的にさまざまな機能を使うことになります。お裁縫などもすると細かい作業にもなり、集中力や認知症予防にも非常に有効なのではないかと思います。
 近い将来人工関節の手術が必要かも、と思うような重度の変形性膝関節症の方などでも家事を頑張っている方は何故かそのままずっと日常生活をこなしていることが少なくないような気がします。逆に家事はほとんどお嫁さんがしてくれるからという方では筋力などが保たれず介護度が徐々に上がってしまうような気がします。
 家事といっても買い物は車、重い物は宅配、洗濯は乾燥まで全自動といった具合では効果が出ないとは思います。あくまで個人的な印象で科学的な根拠はないのですが、家事はコスト対効果の面でみても日本を救うかもしれません。
 体を壊してはいけませんので介護を必要としている方が無理をするのは避けた方がよいのは当然ですが、できる範囲で家事をするのはいつまでもよいことだと思います。

2011年7月 3日 (日)

ウィンブルドン

 毎年、この時期は特別な思いがあります。小学生の頃はジャムのCMを見ながら眠たいのを我慢してウィンブルドンを見たのを思い出します。
 今年の女子シングルスはやはりシャラポアに勝ってほしかったですね。見ていてクビトバが勝つだろうなとは思いましたが。肩の損傷というのは完全に回復するのが難しいものです。私の右肩もテニスで痛めてしまいましたがやはり痛みは残っています。悪化したら手術してもらおうかなとは思っていますが、なにせ最近は運動自体あまりしていないのでストレッチくらいで何とかなっています。
 全仏のラリーも面白いですが、ウィンブルドンの格式というか雰囲気はやはりすばらしいと思います。いつか実際に見に行ってみたいものです。

2011年7月 2日 (土)

1000兆円

 ついに日本の負債が1000兆円を越えたそうですね。きっと破綻は避けられないのでしょうね。震災もそうでしたが、実際に起こってみないと世の中がどうなるのかわからないものです。
 一方で大手企業の役員報酬も発表されていました。エコカー、エコポイントと自社製品の販売に多額の公的資金を導入してもらった企業の経営者が高額の報酬を受け取るのに羞恥心というのは働かないのでしょうか。
 昔の「お国のために。」が今は「国から何が得られるか。」と意識が変わってしまったようです。やっぱり国の負債は膨らむ一方なのでしょうね。「その時」をどう迎えるか。今から考えておくべきかなと思っています。

2011年7月 1日 (金)

上腕骨顆上骨折

 子供が高い所から転落したり手をついて転倒したときに肘を痛がった場合、肘関節の直上の部分で上腕骨が骨折してしまうことがあります。この部位はかなり痛いので肘を抱えるようにして保護者の方と来院されます。肘の痛みが強い場合は、冷やしながらスカーフやタオルで三角巾のように手を吊って来院されるとよいと思います。
 この部位の骨折では、折れ方によりいろいろな病名がありますが、一番多いのは上腕骨顆上骨折です。関節面とは離れた部位で横方向に骨折し、背側に曲がっていることが多いです。角度やずれが少ない場合は整復してギプス固定にて治療が可能ですが、変位が強い場合には手術が必要になります。手術は私個人的には救急で受診したらすぐに緊急手術をして整復固定をした方が子供にとってベストだと思うのですが、病院の手術体制の限界などでそれは難しい場合も多く、翌日から数日後などに手術となることが多いです。この場合でも術後の治りには問題ありませんので心配しなくてもよいと思います。
 手術は総合病院に依頼しますので、診療所で治療しているのはギプスでの治療が可能な範囲の方です。この骨折の注意点は将来変形を残さないようにずれなどに細心の注意を払うことと、血流や神経障害などの合併症を生じないように注意することです。子供の骨折はある程度の変形が残っても成長とともに正しく修正されます。なので心配しすぎることもないのですが、特に回旋変形がついていたり、角度が強く残っている場合はやはり手術的に固定しないといけません。骨折後徐々にずれが大きくなる場合もあり、最初のうちは頻回のチェックが必要です。
 また、最初からギプスを巻くと圧力が逃げず内圧が上がってしまい、神経や血管が圧迫されて障害を起こすことがあります。これを防ぐために最初は副木で経過を見て、腫脹がピークを超えてからギプスに変更する場合もあります。
 子供が転んだり落ちたりして肘を痛がった場合は、特に初期治療が重要です。すぐに医療機関を受診するようにしてください。

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