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2011年8月25日 (木)

偽痛風

 急に関節が腫れて痛む病気としては痛風が有名ですが、似て非なる病気が他にもあります。その名も偽痛風というのですが、関節炎を起こす結晶の種類が違います。痛風は尿酸結晶ですが、偽痛風は主にピロリン酸カルシウム結晶です。尿酸結晶はレントゲンには写りませんが、ピロリン酸カルシウムは関節軟骨などに白く沈着しているのがよくわかります。
 痛風発作では足の親指の根元の関節が有名ですが、偽痛風の場合は膝関節や足関節で起こることが多いです。もちろん痛風も偽痛風も手関節や他の関節に起こることもあります。痛風に比べると高齢者に起こることが多いです。
 偽痛風は赤く腫れることがあり、感染性関節炎との鑑別に悩ましいこともあります。もし化膿性の関節炎であれば入院をして切開排膿したり抗生剤を点滴したりする必要があります。反対に偽痛風には消炎鎮痛剤がよく効きます。こればかりは関節を診た時の印象が一番確実なのかもしれません。所見により採血をしたり注射器で関節液を抜いて確認することもあります。
 また、偽痛風は時に慢性に経過したり繰り返すことがあります。この場合は関節リウマチなどとの鑑別が必要です。リウマチ反応陰性の関節炎が持続している場合、原因の一つに考える必要があります。

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