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2011年9月30日 (金)

AIDS報道

 大手メディアでは本気で取り上げられることはありませんでしたが、日本の新規AIDS発症者が過去最高になったとのことです。HIVウイルスはまだ身近にはいないと思っている方も少なくないと思いますが、HIVウイルスは日本では確実に拡大しているように思います。
 診療所レベルでも治りが悪い皮膚疾患でHIVによる免疫力低下が原因だったりすることがあります。手術目的に病院へ紹介したあと、HIV陽性でしたと報告を受けることもあります。HIVはまだ根治的な治療がないので、ウイルスを抑え込む治療をずっと続けることになりますが、それは大変な努力と医療費が必要になります。
 現状では予防が最善の対策です。芸能界などでは相変わらずできちゃった結婚が多いですが、できちゃう状態ではSTDは防げません。STDの問題を真剣に報道しないメディアには後ろからいろいろ圧力があるのでしょうね。

2011年9月29日 (木)

乾燥してきました

最近は涼しくなってきました。

虫の声が大きくなり、セミもなかなくなったようです。(今日昼間に弱々しいセミの鳴き声はわずかに聞こえましたが)

皮膚科医としては秋の移ろいを感じる症状がでてくるのを感じます。乾燥です。

汗のかく時期は天然の保湿成分の汗が全身を潤していました。しかし、汗をかかなくなり、また、気候の乾燥も肌の乾燥に拍車をかけます。

肌の弱い方はそろそろ保湿しなくてはならない時期です。ぬるめのお風呂にじっくり入って、肌に潤いを与え、湯上がりは乾燥する前に早めに保湿剤などで保湿しましょう。

2011年9月26日 (月)

肩甲骨骨折

 肩甲骨というのは俗に貝殻骨とも言い、肩の背中側にあります。下肢は脊椎と股関節という安定した関節で繋がっているのですが、上肢は肩甲骨と胸郭の間で不安定に繋がっています。上肢の可動域を広くするためなのでしょうが、肩甲骨は肩関節を介して上肢と一緒に動きます。
 肩甲骨は転倒による直接打撲にて骨折することがあります。洋服を脱がないと腫れが目立たず、よく初診時に見逃されることがあります。肩関節面の周囲で骨折すると機能障害が強く残ることもあり手術が必要となることもあります。肩甲骨の広く面状になっている部位での骨折では基本的に安定するまで無理をしないで経過を診るだけで大丈夫なことが多いです。
 転倒後肩関節を動かすと痛いけれど救急では大丈夫と言われた、という時にひょっとして肩甲骨?ということになることもたまにあります。

2011年9月24日 (土)

3連休?

 今日は診察が終わらないかと一瞬焦るくらい混雑してしまいました。お待たせして申し訳ありませんでした。診療終了後、夕方までバタンキューと昼寝してしまいました。
 連休というのはうれしいものですが、そのかわり途中の診察日が大変になってしまうので一長一短です。
今年の海遊びもそろそろ終わりの時期です。とっくに終わっている?まだ死滅回遊魚は海に行けばいるでしょうけれどね…。いつも夏の終わりは未練がましくなってしまい困ったものです。

2011年9月22日 (木)

台風一過

 昨日はものすごい台風でした。当院も早めに終診としました。今日は朝から清々しい天気ですね。昔台風の翌日にものすごく星がきれいに見えたことを思い出しました。今夜晴れていたら空を見上げてみたいと思います。いつか東京でも天の川が見られるようになってほしいものです。

2011年9月20日 (火)

いぼの治療

足などにできるウィルス性のいぼの治療のスタンダードは冷凍凝固です。液体窒素を患部にあてて凍結し、組織ごと凍傷をおこさせて(場合によっては水疱、血腫になる)脱落させる治療です。

治療とはいえ、痛いので、毎回申し訳なく思いながらも、早くなおるようにと心を鬼にして冷凍しています。

しかし、よく頑張っていた子が泣き出すと、さすがにこの治療でいいのか疑問がわくこともあります。

うちではスピール膏と軟膏ではがす治療も併用しているので、冷凍する回数はへりますが、やはり普通のいぼの治癒でも1~3ヶ月ほどかかります。(長期間放置したいぼ、多数のいぼはまた話が別になります)

どうしても冷凍がいやな場合や、小さい子供のときには冷凍しないこともあります。

その子にあわせつつ、最短の方法で直したいといつも思っているのです。

根気よくやってなおさないと増えます。また、大人になってからでもできるし、かつ増えます。

どんな状態になっても直す自信は私にはあるのですが、本人のなおす気がないとやはりなおりません。

いぼの治療はがんばって一緒に直していきたいと思い、心の中で必要以上に葛藤する治療のひとつです。

2011年9月17日 (土)

脱臼整復のコツ

 肩関節や肘関節、指の関節の脱臼で来院される方もいます。関節の脱臼を整復する際、気をつけたいことは整復操作によって関節を痛めないということです。無理矢理に整復すると関節の一部をさらに破損して、後になって関節の不安定性が残ってしまうこともあります。
 なので脱臼整復のコツは力をなるべく入れないことではないかと思っています。もちろんある程度の力は必要ですが、患者さんに深呼吸をしてもらいなるべくリラックスさせるようにするとあまり力を入れなくても整復されます。昔の整復方法で肩関節の場合に腋の下に足を入れて思い切り引っ張るというヒポクラテス法というものが有名でしたが、やはり関節の一部を破損する可能性があるため最近は行われなくなっています。初診での整復が困難な場合は無理をせず、病院で全身麻酔やブロックを行ってからしっかり整復するという方が安全です。
 整形外科の手術も大工仕事のように骨を切って矯正したりするのですが、やはり力で無理矢理する手術は大抵うまくいきません。体はやさしく扱った方が何事もうまくいくような気がします。

2011年9月14日 (水)

体力的につらいから

 「今までは元気だったから大きな病院に通っていたけど、通院がつらくなってきたから診療所で診て。」と時々、患者さんに言われます。何か腑に落ちない微妙な感じがします。
 総合病院の外来はたいてい大混雑していて3時間待ち3分診療というのもあながち嘘ではありません。予約制としているのに、予約時間から数時間待たされるということも稀ではありません。
 結果大きな病院に行くには気力体力が必要で、年齢とともにそれらが低下してくると通院が困難になります。でも、よく考えると本来は逆なのではないかと思います。元気なうちは診療所で生活習慣病の通院をして、疾患が重度になったら総合病院に専門的な検査や治療をお願いするというのが合理的な気がします。
 総合病院は高度で専門的な医療、診療所は身近な医療という役割分担をきちんとするには国レベルの制度から一般市民ひとりひとりの意識まで変革が必要なのかもしれません。

2011年9月12日 (月)

AGAの治療について

AGA(男性型脱毛の略称)の治療で当院を訪れる方は結構いらっしゃいます。

私としては、実は父がAGAで今現在ほとんど髪の毛はありません(現在72歳ですが、結構前から)。また、父がそうですので、男性がAGAであっても、気にならないのです。

それに比べたらまだまだ軽い方ばかりが多い印象です。

しかし、軽い方だからこその苦しみがあるのだと思います。また、人生の転機(結婚、子供の成長、などなど)がいくつもあります。それまでなんとか髪の毛を持たせたいということもあると思います。AGAを治療できたらなんでも積極性が生まれて、治療以上の効果を期待できることも多々あると思います。

市販品で有効なのが、唯一リアップです。ミノキシジルという有効成分で、医学的に有意差の証明されたものです。現在5倍のリアップも発売されていますね。

接触皮膚炎に気をつければ、最初にためしていいものでしょう。もともと内服の降圧剤だったものなので、用法、用量は気をつけてください。

これであまり効果がなかった場合、やはり内服のプロペシアでしょう。

AGAは進行性ですから、AGAの進行が止まるということを有効とするならば、90%以上の方が効果があります。最初から生えてくる人もいますが、ほとんどは進行が止まるという形で効果がわかります。しかし、数年たってから生えてくる方もいらっしゃいます。

副作用はほとんどないといっても過言ではないでしょう。性欲減退する方がいますがごくまれなようです。肝機能障害も私自身は経験ありません。おそらく、ほとんどの方が問題ないのでしょう。

一番の問題は値段です。自費診療であるため、また、薬代も高価のため、高額になります。また、飲まないと効果はなくなります。生えてきたからといって、中断すると、またそこからAGAの進行が始まります。

どこまで服用するか・・・難しい問題ですが、ご本人も以上をよく考えて開始することをおすすめしています。

薬代ですが、当院では初診10000円、再診8500円(院内処方)にしております。(初診、再診料込みです)

相場よりは安めのようですが、やはりまだまだ高いですね。卸の薬の値段も当初と変わっていないのです。

もし、AGAで悩んでいらっしゃるようでしたら、診断(ほかの病的脱毛の除外)もかねて気軽に当院皮膚科へご相談ください。

2011年9月10日 (土)

市民健康講座

 今日の市民健康講座は無事終了いたしました。人前で話すのは緊張しますね。帰ってからドッと疲れました。内容が簡単すぎたかなとか難しすぎなかったかなとか少し不安になります。
 今日は災害時の医療についてでしたが、みなさん大災害があったときにどこに救護所ができるかとか分かっているでしょうか。東京で大災害が起きたら恐らく救援の手が回らないでしょう。日頃から準備しておくことが何よりも重要です。行政に何とかしろという方が多いですが、実際のところ行政にできることは限られています。人に任せきりにはせず自分が何をするかが一番大事です。
  近藤先生のトリアージのお話は大変勉強になりました。災害時は治療する人を振り分ける必要があります。怪我をしていても大声で騒いでいたり、苦情を言っている人は十分元気ということで後回しにされる可能性があるそうです。注意した方がよいですね。
 

2011年9月 8日 (木)

オリンピック出場

 いや〜よかったですね。なでしこのオリンピック出場が決まりました。最終戦の中国戦まで持ち越したら地元チームでもあるので何が起こるか分からない不安感がありました。やはりあっさりとは決まらないものです。自分の目標を実現させてしまう努力、意志の強さには敬服します。
 何事もあきらめない、へこたれないで頑張らなくては。

けむし皮膚炎

昼間はまだまだ暑い日もありますが、朝夕は過ごしやすく、秋の気配も感じられる日々になりました。

実はこのころは毛虫の発生する時期でもあるのです。最近ちらほらと毛虫皮膚炎になって受診する患者さんがいらっしゃるようになりました。

チャドクガという毒蛾の毛により起こる皮膚炎でかゆみの強い赤いぶつぶつした発疹がでます。細い毛で、薄い洋服だと毛が貫通して洋服を着ている部分にもでます。

草むらや茂みに入ったり、散歩、草むしりなどで知らないうちに起きることもしばしばです。強い風が吹いていると毛虫の毛が飛んで近くを通っただけでも起こります。

次の日ぐらいにかゆみがひどくなり、受診する方が多いです。

サザンカや椿の木につくので、この頃は注意が必要です。やはり近寄らないことです。毛虫を発見して退治しようとすると、絶対にやられてしまいます。

もしなったら、我慢せずに受診しましょう。かなり強力なステロイドをぬらないとおさまりが悪いことが多いです。

2011年9月 5日 (月)

踵での骨強度測定

 以前は町田市にも骨粗鬆症検診というものがありました。しかし、骨粗鬆症の方がほとんど発見できなかったために終了となったようです。最近は介護施設のイベントで骨強度を測定することも多いようですが、その結果骨粗鬆症を指摘されて来院されることもほとんどありません。
 骨粗鬆症は非常に多い疾患で、統計的に70歳代前半の女性では約半数が骨粗鬆症の診断基準を満たすようになります。なのになぜ検診で発見できないのか。その原因はあまり知られていません。検診ではほとんどが踵の骨で超音波式の骨強度を測定されます。医療機関で行う骨密度測定と検診での超音波式の骨強度測定では、測定方式が異なるため年齢による減少率が異なるのです。当院でも超音波式の骨強度測定器を実際に試したことがあるのですが、70歳代前半の女性の平均値が若年者の80%でした。この時点で10%他の検査方法と異なります。しかし判断基準は若年者平均の70%とされてしまうためまだ大丈夫と判断されてしまうのです。
 また、実際に精密検査・診断・治療効果判定に用いられる腰椎や大腿骨の骨密度と踵の骨強度は驚くくらい結果が異なります。これほど誤差のある検査が許されている疾患は他にはほとんどないと思います。踵で測定するイベントでは、あくまで簡単なスクリーニングであり精査すると全く異なった結果かもしれないということは理解しておいた方がよいと思います。70歳以上の方で「年齢相応」と言われたら精密検査を行うことをお勧めします。

2011年9月 4日 (日)

五十肩

 昨日は都心に講演会を聞きに行ってきました。医療費削減の昨今、帝国ホテルで講演会をやることもあるのかと思いましたが、台風の中久しぶりに帝国ホテルに入り何かなつかしい感じもしました。
 肩関節専門の大学教授のお話でした。五十肩の原因の多くが肩板損傷であることがわかってきたと話されていました。専門家の統計はやや多すぎるように思うことも少なくないのですが、やはり肩板損傷が重要な疾患であることは間違いないものと思います。
 肩板損傷の治療では、多くの場合保存的治療で治りますが30〜40歳代で発症した方やスポーツを積極的に行っている方では内視鏡を中心とした手術的な治療の方がよい場合も少なくないという話でした。五十肩でも手術が必要となることがあるというのは一般的にはまだあまり知られていませんが、若いうちに発症した場合は経過により積極的に検討した方がよいかもしれません。
 関節注射は嫌がる方も多く、確かにどんどんするべきものではありませんが、肩板損傷の場合は診断の一助にもなるのでかなり積極的に行っているとのことでした。
 肩関節痛では超音波検査で肩板損傷の有無を確認するようにしています。保存的には最初にブロック注射、以後継続したヒアルロン酸注射、PTによる機能訓練など目的をもった治療を行うのが適切です。当院の治療方針が時代に則したものであることを再確認できた1日でした。
 

2011年9月 3日 (土)

過ぎたるは及ばざるがごとし

昔のことわざですが、よく言ったものだと感心します。

皮膚科の治療に関してもよくあてはまる言葉です。よかれと思いがんばりすぎるとかえってよくない結果になることがあります。

たとえばニキビの時の洗顔です。よく洗えば洗うほど皮脂がでて、かつニキビもこすられるため、悪くなります。朝は水でさっとあらい、夜はよく泡立てた泡で(普通の石けんで十分です)顔をこすらず包むように洗います。

皮膚科の軟膏の塗り方もそうです。すり込めばすり込むほど(かゆいのですり込みたいというのはよくわかりますが・・)かゆくなるのです。そしてかゆみが増し、さらに掻いてしまい、悪くなるのです。

化粧品にも当てはまるでしょう。いろいろなものをつければつけるほどかぶれる確率が高くなります。化粧行動のあった50-60歳代のご婦人が何をつけてもかぶれるようになり、シンプルな自分に合った化粧品におちついていることはよくあることです。何もつけないという方も増えてきます。

かえって何もしない方がよいことも多いかも・・・と思う今日この頃です。

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