体力的につらいから
「今までは元気だったから大きな病院に通っていたけど、通院がつらくなってきたから診療所で診て。」と時々、患者さんに言われます。何か腑に落ちない微妙な感じがします。
総合病院の外来はたいてい大混雑していて3時間待ち3分診療というのもあながち嘘ではありません。予約制としているのに、予約時間から数時間待たされるということも稀ではありません。
結果大きな病院に行くには気力体力が必要で、年齢とともにそれらが低下してくると通院が困難になります。でも、よく考えると本来は逆なのではないかと思います。元気なうちは診療所で生活習慣病の通院をして、疾患が重度になったら総合病院に専門的な検査や治療をお願いするというのが合理的な気がします。
総合病院は高度で専門的な医療、診療所は身近な医療という役割分担をきちんとするには国レベルの制度から一般市民ひとりひとりの意識まで変革が必要なのかもしれません。
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