いぼの治療
足などにできるウィルス性のいぼの治療のスタンダードは冷凍凝固です。液体窒素を患部にあてて凍結し、組織ごと凍傷をおこさせて(場合によっては水疱、血腫になる)脱落させる治療です。
治療とはいえ、痛いので、毎回申し訳なく思いながらも、早くなおるようにと心を鬼にして冷凍しています。
しかし、よく頑張っていた子が泣き出すと、さすがにこの治療でいいのか疑問がわくこともあります。
うちではスピール膏と軟膏ではがす治療も併用しているので、冷凍する回数はへりますが、やはり普通のいぼの治癒でも1~3ヶ月ほどかかります。(長期間放置したいぼ、多数のいぼはまた話が別になります)
どうしても冷凍がいやな場合や、小さい子供のときには冷凍しないこともあります。
その子にあわせつつ、最短の方法で直したいといつも思っているのです。
根気よくやってなおさないと増えます。また、大人になってからでもできるし、かつ増えます。
どんな状態になっても直す自信は私にはあるのですが、本人のなおす気がないとやはりなおりません。
いぼの治療はがんばって一緒に直していきたいと思い、心の中で必要以上に葛藤する治療のひとつです。
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