過ぎたるは及ばざるがごとし
昔のことわざですが、よく言ったものだと感心します。
皮膚科の治療に関してもよくあてはまる言葉です。よかれと思いがんばりすぎるとかえってよくない結果になることがあります。
たとえばニキビの時の洗顔です。よく洗えば洗うほど皮脂がでて、かつニキビもこすられるため、悪くなります。朝は水でさっとあらい、夜はよく泡立てた泡で(普通の石けんで十分です)顔をこすらず包むように洗います。
皮膚科の軟膏の塗り方もそうです。すり込めばすり込むほど(かゆいのですり込みたいというのはよくわかりますが・・)かゆくなるのです。そしてかゆみが増し、さらに掻いてしまい、悪くなるのです。
化粧品にも当てはまるでしょう。いろいろなものをつければつけるほどかぶれる確率が高くなります。化粧行動のあった50-60歳代のご婦人が何をつけてもかぶれるようになり、シンプルな自分に合った化粧品におちついていることはよくあることです。何もつけないという方も増えてきます。
かえって何もしない方がよいことも多いかも・・・と思う今日この頃です。
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