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2011年11月30日 (水)

湿布の使い方

 湿布というと、かぶれることがある以外は安全に使用できると思っている方が多いものと思います。鎮痛剤の内服はしないで湿布だけをずっと希望される方も少なくありません。すると徐々に湿布の使用が増えてきて、長期処方のためにたくさん処方してもすぐに使い切ってしまう方もいます。
 湿布は基本的に鎮痛剤が皮膚から浸み込んで効果を発揮するというものです。冷やしたり暖めたりする効果は基本的にありません。最近は皮膚への浸透率も向上して、市販の湿布の薬剤濃度も徐々に上がってきています。また、大判の湿布を使用する頻度も増えています。ということは、湿布した場合の鎮痛剤の血中濃度も昔に比べると徐々に上昇してきているということです。
 先日、妊婦の方が湿布を数枚同時に貼ったところ、胎児の血管に障害が起こったという症例報告がありました。内服の鎮痛剤では昔から知られた合併症で、そのため妊娠している方に消炎鎮痛剤を処方するのは極力控えるようにされています。湿布でも同じような合併症が起こる可能性があるということを私たち医師も認識しないといけないということを実感しています。
 湿布は基本的に患部だけに1枚貼るいうのが基本です。坐骨神経痛に対して腰部から大腿、下腿までずっと貼ってしまう方も少なくありませんが、それは正しい使い方ではありません。また、湿布を安易にほかの人に(特に子供や妊娠している女性に)分けてあげないように注意してください。またドラックストアで購入するとわかりますが、湿布も意外と高いものです。国の医療費を考えても、患部のみに大切に使用するようにしてください。

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