湿疹の治療の第一選択はステロイド軟膏外用
基本的にかぶれやアトピー、乾燥などのいろいろな原因でおこるかゆくて赤い発疹(かさかさしている発疹)は湿疹といい、治療はステロイドの外用が第一選択です。
非常に軽微な湿疹であれば、かかないで、保湿剤などをぬるなどすればよくなることもあります。ここで大事なことはかかないことです。
もし、掻いてしまうことが続いたり、長引いたり、ごしごし洗ったりしている場合はステロイド外用の必要があることが多いのです。
しかも、しっかり治るまで塗る必要があります。
その塗り方や外用の止めどきの見極めは割と難しく、しっかりとした指導が必要なのです。
塗り方がわかっている方はステロイドを市販薬で買ってぬるのもいいのですが、わかっていない場合は結構危ないのです。
ステロイドはしっかりと指導されて使うものなので、適当にぬればいいものではないのです。
ステロイドは怖いという方がいらっしゃいますが、やはりマンパワーの問題もあり(以前は皮膚科医の絶対数が少なかった)指導がおろそかだったのかもしれません。そのためにステロイドで治らないとか、皮膚が黒くなるとか、止められなくなるなどと言う間違った考えがひろまってしまったのでしょう。
これまで何十年もステロイドが第一選択であるのは塗り方さえ間違わなければ非常に有効で治癒に導ける一番早い方法だからです。
ちなみに非ステロイド剤の外用はかぶれの問題もあり、できれば使わない方がよいでしょう。
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