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2012年2月 1日 (水)

変形性股関節症

 今日のためしてガッテンは腰痛や膝痛の隠れた原因といったテーマなので何を言うのかと思って見てみましたが、股関節疾患の話でした。
 腰痛や膝痛で整形外科を何軒か受診したがわからず結局股関節疾患だったとの話もありましたが、それはあまりに極端な例で誇張しすぎだと思います。腰痛や膝関節への疼痛で股関節もチェックするのは整形外科専門医ならみんな考えることなのでそれほど見逃されることはないと思います。稀に急速破壊型の関節症があり、この場合最初はレントゲンでも大きな問題がなく数ヵ月後には関節破壊が進んでしまうので早期にMRIを行うなどの対策が必要です。
 腰や膝が痛くて受診したときに患者さんから股関節のレントゲンを撮ってもらうように言った方がよいとのことでしたので、明日から股関節のレントゲンを希望する方が増えるのかもしれません。しかし股関節のレントゲンは生殖器領域まで放射線を当てる検査でもあるわけで、股関節自体に所見がないのに撮るのは慎重に判断した方がよいと思います。
 やはりテレビでは表現がオーバーになりすぎるのは大きな問題だと思います。末期関節症でも手術は嫌という患者さんは少なくありませんが、貧乏ゆすりで軟骨ができるとのことでした。これもちょっと言い過ぎのように思いますが、荷重をかけずに関節を動かす運動というのはよいことだと思います。手術のリカバリーが困難になるほど関節破壊が進むまで耐えるのは避けた方がよいですが、基本が運動療法であるのは間違っていないと思います。

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