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2012年3月30日 (金)

スポーツの季節

 プロ野球が開幕すると俄然スポーツの季節が始まった感じがします。もう少し運動神経がよくて身長が高くてプレッシャーに強くて喘息がなかったらスポーツ選手になりたかったのですが…。どうにも無理な夢でした。来世ではきっと頑張ろうと思います。
 スポーツは野球やサッカーなどの団体競技もテニスや卓球などの個人競技も全て好きです。本当にすごいプレッシャーの中で最大限の能力を発揮して結果を残す選手には感服します。といっても我が家では一緒にテレビ観戦してくれる人がいないのがちょっとやるせないところです。

2012年3月29日 (木)

紫外線にご注意を

春になってきたました。

日差しがあたたかで、空も青く気持ちのよい季節になってきました。

花粉が飛んでいるので、そうも言っていられない方も大勢いらっしゃいますが。

春分を過ぎたら昼間の時間が長くなり、じつは紫外線も徐々に強くなっていきます。涼しいからと油断してはいけません。

1日中外にいる場合など日差しを受ける時間が長い場合にはやはり紫外線対策が必要です。帽子をかぶり、一気に日光に肌をさらさないようにしましょう。

ところで、3月になって暖かい日には蚊がでてきます。季節外れの虫さされは腫れる場合が結構あります。これもまたご注意を。

実は今朝、うちの中でシマカを発見し、退治しました。さされなくてよかった・・・・。

2012年3月26日 (月)

根治的

 根治的な治療とは根本的にしっかり治す方法のことを言います。例えば腰部脊柱間狭窄症では、腰の部分で神経の通り道が狭いのが原因なので、手術をして神経の通路を広げる方法が根治的な治療となります。他の方法では、狭い所を通る神経は歩行などによって虚血状態となってしまうので、血流をよくする薬を内服すると症状が改善したりします。このような場合は神経の圧迫は解除されない訳で根治的な治療とはいきません。
 医学的には根治的な治療を目指すのが基本ですが、全身的な問題や手術での合併症の問題などもあり重症度をみて患者さんとも相談しながら治療法を決定していくこととなります。
 最近、初めから手術は怖いから絶対嫌とのことで根治的な方法は希望されず、その代わりに介護サービスや身体障害者手帳を希望される高齢な方が増えている気がします。これにはいろいろな意見があるものと思います。腰椎の手術や人工関節の手術をすればほとんどの場合でまたスポーツも可能な程に改善するのに、根治的な方法を避けて介護を受けることを甘受するのはどれくらいまで許されるのでしょうか。自立できる方法があるなら勇気をもってなるべく自立しているべきなのではないかと思うこともあります。
 介護保険の審査会に出席しても、介護関係の方には根治的な方法をなるべく勧めるという意識が薄い気がします。それは歩くのも困難だった方が手術によってスムーズに歩いて日常生活にも困らなくなったというような根治的な治療現場の経験が少ないからかもしれません。
 もちろん全ての人に根治的な治療法が適している訳でもありません。しかし、やはり自分の身の回りのことを公費でしてもらうという制度を利用するのは本来最終手段であるべきなのではないかと。

2012年3月25日 (日)

イチゴ狩り

 今日はイチゴ狩りに行ってきました。春ですね。季節を感じる行事というのは良いものです。特に春はこれから温かい季節が始まる期待感でワクワクします。もう少し風が温かくなったら川に入りに行きたいものです。できれば田んぼ脇の細で遊びたいのですが、そんなところがどこかに残っていないものでしょうか。

2012年3月22日 (木)

一般名処方

 4月から、処方箋に記載されるお薬の名前をできる範囲で一般名にしたいと思います。これは国の政策として安い後発薬(ジェネリック医薬品)の使用を推進するための措置に対応したものです。例えば今までボルタレンと処方箋に書いてあったものはジクロフェナクとなったり、メバロチンがプラバスタチンになったりします。人によっては薬が変わったのかと驚かれるかもしれません。
 一般名処方にするのは医師として心配がないとは言えません。開発元の先発薬と玉石混合の後発薬とある中からどの薬が選ばれるのかは薬局の判断に任されることになります。さまざまな会社で生産された薬は全ての成分が同一ではありません。品質、効果について薬局での選択を信頼するしかないのかなと思います。先発薬をご希望の方も後発薬をご希望の方も薬局でよく相談して決めていただけますと幸いです。

2012年3月21日 (水)

柔道の必修化

 この4月から武道の必須化が始まります。今まで、さまざまなスポーツ外傷を診てきましたが、アメフトやラグビーと柔道は別格の危険性があるように思います。
 柔道では脳挫傷や高次脳機能障害、脊髄損傷など重度後遺障害を生じることも他のスポーツに比べると多いのが現実です。基本的にはこれらの競技はしっかり練習してきちんと技を掛けられ、受身を取れる部員の間で行われるべきなのではないかと思います。

 子供たちには、決して無謀な一本背負いなどしないように話しておかないといけないと思います。加害者も被害者もなってしまうとつらく悲しいものです。
 部活動でさえも毎年のように厳しい事故が出ている競技を必須化する上でどんな安全策がとられるのでしょうか。受身や寝技だけの柔道というのも寂しいものがありますが。

2012年3月19日 (月)

指につけるばんそうこうにご注意

指を切ったとき、乾燥して亀裂が入ったとき、水につけるとしみますね。
大勢の方がいわゆるガーゼつきの絆創膏をつけるのではないでしょうか。
これは結構注意がいります。
ガーゼつきの防水ではない絆創膏をつけているときはお茶碗を洗うときに必ず手袋をつけてください。また、万一水で汚れたらすぐ変える必要があります。
なぜでしょうか。
絆創膏に洗剤がついたままですと、非常に荒れることがある(絆創膏のところが赤くなりかゆくなる)からです。1,2週間たっても治らないと、診療所にいらっしゃる方が少なくありません。
一度荒れた皮膚は非常に治りがわるいのです。なぜなら、手は使うからです。手が荒れているからと家事を休むわけに行かない方がほとんどだからです。
ではどうすればいいのでしょうか。
やはり、防水のフィルムテープが一番いいのではないでしょうか。
最近はドラッグストアでもいろいろなフィルムテープをみかけるので、手を切ったときは、止血してからフィルムテープなどで保護してください。

2012年3月16日 (金)

梅の花

 自宅の窓から見える梅がやっと開花しました。今年は本当に開花が遅かった気がします。梅が咲くと春が来たな〜という気がします。
 整形外科的には、子供の骨折が増えてくると春を感じます。冬の間あまり外で遊んでいなかったせいか、春はやはり骨折が多いです。今週は手首や足首の骨折で来院する子供が急に増えました。新学期になるとまた学校での怪我も多くなります。春は少しストレッチや体操を念入りにして冬の体を起こすようにするとよいかもしれません。

2012年3月13日 (火)

圧迫骨折の不思議

 脊椎の圧迫骨折というのは本当に不思議な骨折です。受傷後、動くと激痛を生じるために寝返りもできず、トイレにも行けずに本当に寝たきり状態になってしまう方から、普通に家事などをこなしてちょっと腰が痛いだけなのに何で骨粗しょう症の治療をしないといけないの?と聞く方まで千差万別です。
 痛みが強くベッド上安静の上に全介助となってしまっても、最近は基幹病院には入院させてもらえないことがほとんどです。治療がベッド上安静だけのため、病院の医師から見れば社会的入院としか見えないためです。脊椎の固定術や骨セメントを注入する手術が行われることもありますが、その頻度はまだ稀です。介護制度を申請し自宅療養を試みても、急に全介助状態となってしまうと家族の方も看病が難しく、ケアマネージャーは入院か入所を勧めることがほとんどです。結局療養型の病院へ何箇所も連絡して何とか入院させていただくということが多いのが現実です。
 一方疼痛がほとんどない方は、印象として骨粗しょう症が高度である気がします。すでに1箇所ではなく数箇所が圧迫骨折している方では寝込んだ記憶がないという方が多いように思います。疼痛の閾値が上がって痛みを感じにくくなっているのかもしれません。
 圧迫骨折の痛みに対しては、消炎鎮痛剤の効果は限定的です。座薬だと効くという方もいますが、痛みの強い方に内服を処方しても効果が弱いものです。最近は中枢性の鎮痛剤、麻薬系やそれに近い系統の鎮痛剤が使用できるようになっており、疼痛の強い方には使用するようになっています。
 本当は介護制度を利用して往診をしながら自宅療養できるのが理想なのだろうと思います。しかし核家族化していたり夫婦共働きであったり日中高齢者独居状態のことが多い都市部で自宅療養できる方というのは本当に環境に恵まれた一握りの方だけかもしれません。

2012年3月12日 (月)

花粉にご注意

スギ花粉が飛散する時期になってきました。

目のかゆみ、鼻水、くしゃみでお困りの方も大勢いらっしゃると思います。

皮膚科もこの時期、やや患者さんが増えます。

皮膚に花粉がついてかゆくなる方が結構いらっしゃるのです。

顔、特に目の周りがかゆくなる方が多いのですが、体もかゆくなる方もいらっしゃいます。

洗濯物は残念ですが、外に干さないようにした方がいいかもしれません。

顔のかゆくなる方は家に帰ったら、水洗いで顔を洗うといいと思います。また、保湿をして、皮膚にバリアーを張りましょう。

石けん、シャンプーは皮膚のバリアーを壊すので、極力避けて、優しくお湯で洗ってください。

2012年3月10日 (土)

リビングウィル

 自分の最期をどう迎えたいか。急病で意識を消失してしまった場合など自分で決めることはできません。
高齢になると認知症の場合もそうではない場合も自分で決めることが難しくなってきます。20歳を過ぎたら、少なくとも65歳を過ぎたら、心身ともに健常であるならば、きちんと自分の意思を表明しておくべきなのではないかと思います。
 以前今まで当院を受診したことのない高齢な方の往診を頼まれてお伺いしたところ、自発呼吸はあるのですがもう意識はなくチューブから栄養を胃に送られ四肢は固く曲がったままになっている方にお会いしたことがあります。もう何年も完全介護を受けつつ毎週訪問マッサージを受けているとのことでした。
 それが良いことか悪いことかを決めるのは難しいことですが、自分であったらどうだろうかと考えました。これから高齢化社会となった場合に今のようにできることは全てやるという医療介護は費用的にも無理になっていくものと思います。人工心肺装置や延命治療がさらに進んでいった場合、最期を迎えるのが難しくなっていくのかもしれません。
 日本尊厳死協会など、カードや文書を発行している団体もあります。自分のため、遺される家族のためにリビングウィルをきちんと考える社会になっていくことを願っています。

2012年3月 8日 (木)

ナデシコ惜しかった

 昨日の決勝戦は本当に惜しかったですね。開始早々2点も取られてどうなってしまうのだろうと思いましたが見事に同点に追いつき、後半最後にさらに1点取られてまた追いつくあたりは執念を感じました。本当にあきらめない心は見習いたいものです。
 今回はいろいろメンバーを変えたりしてチャレンジ的な面もあったようなので、オリンピックには期待です。ただ、決勝戦終了後にドイツ選手と笑顔で話をしている場面をみて、優勝だけがすばらしいのではなく全力で戦うこと自体がすばらしいのだということを再認識させていただきました。
 やはり日本の女子は強いですね。

2012年3月 7日 (水)

デルマドローム

デルマドロームという言葉はご存知でしょうか。
デルマは皮膚という意味。ドロームはシンドロームからきており、症候群という意味です。
内臓疾患を伴う皮膚の症状という意味のある造語です。
悪性疾患(つまりがん)に伴う有名な皮膚症状があり、この症状なら悪性疾患を伴っていると疑い、全身検索をする必要があるというときによく使います。
皮膚科は皮疹を見ただけで診断がつくので、皮膚科では検査をすることも少ないのです。しかし、皮疹をみたときに“全身検索の必要があります”といわれましたら、素直に受けてくださいね。

2012年3月 5日 (月)

プライマリケア

 この土日はプライマリケアの講習会に行ってきました。長く診療所で診察していると、他科的な症状の相談も往診依頼も徐々に増えてきてかかりつえ医としての機能も必要とされてきます。国の方針としても診療所ではかかりつけ機能を重要視するようになってきています。
 私たちの世代は医学部卒業後専門医教育を中心に修行するしかほとんど道がなく、プライマリケア学会というのが発足したのもつい最近なのでちょうど過渡期に当たります。なかなか難しい面があるのですが、病院時代から全科当直、病棟管理などを通じて全科的な修行もしてきている訳で、今後も機会をみて研修などに参加しプライマリケアの技能も深めていきたいなと思っています。

2012年3月 1日 (木)

がれきの処理で防潮林をつくる

この間テレビで瓦礫を利用し津波の被害にあった東北の海側に小山を作り、そこに地元本来の木を植えるという考えがあることを知りました。
その小山に植える木が津波の破壊力を弱め、災害を小さくすることができるとのことです。
美しかった松の木は津波で根こそぎ倒れました。しかしこれは人間があとから植えた木です。本来自然にそこにあった木は地中ふかく根をはり、倒れず、枯れずに残ったとのこと。
生態学者の宮脇明先生が唱えている”いのちをまもる300キロの森づくり”
インターネットで調べるとでてきますが、ぜひ皆さんに見てもらいたい考えです。
瓦礫の処理を全国に頼むとなると輸送費や処理時にエネルギーを使い、結局は無駄をつくるようなものです。
その場所で処理できるならば地元の雇用も生まれます。また、できあがるのは森であり、コンクリートではないのです。
しかし、瓦礫がごみである以上焼却処理が必要だとか、いろいろうるさい制限もありなかなか実行できないそうです(何が問題なのかわかりませんが)。
復興にむけて今こそ法的な障壁や省庁の縦割り行政の壁、地方と国の壁を取り払って前に進むべきと考えます。

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