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2012年4月12日 (木)

ギラン•バレー症候群

 足の力が入りにくいという症状で整形外科を受診される方は時々います。整形外科的には腰椎を中心とした脊椎疾患をまず考えます。その他には脳梗塞などの脳疾患、閉塞性動脈硬化症などの血流障害も考えます。さらには末梢神経障害も鑑別疾患として考えます。この場合、腓骨神経麻痺のような圧迫されて直接神経が障害されるものから糖尿病や神経炎のような内科的疾患も検討します。
 筋力低下の程度や発症の仕方により緊急性があったり経過を診て検討していく場合があったりします。通院で経過観察をする場合、悪化傾向がないかどうかは患者さん本人にも気をつけていていただきたいと思います。筋力低下や神経障害が進行する疾患のひとつとしてギラン•バレー症候群というものがあります。当院で診断した症例では、最初足の力がやや入りにくいということで来院されたのですが、次回来院されたときには筋力低下が進行しており歩行でふらつくくらいでした。すぐに総合病院の神経内科に紹介し入院治療をなされ回復しましたが、初診時には診断困難である場合もあることを肝に銘じた症例でした。
 ギラン•バレー症候群とは神経に対する自己免疫異常が推定されている疾患で、発症の前に感冒様症状などの感染性疾患が存在することが多いと言われています。最初は四肢の筋力低下から始まり、数週で増悪して呼吸困難や眼球運動麻痺など全身の神経障害を呈することがあります。なので重症の場合は人工呼吸など高度医療が必要となります。免疫グロブリン療法などの有効性も示されており、入院の上治療が必要です。
 整形外科の診療所を最初に受診されることも稀ですがあります。受診する前に、風邪等を引いている場合は一応お話いただけますと助かります。またどんな症状の場合も初診時に確定診断できないことは少なくありません。経過により精密検査などを進めていきますので症状の変化等どんどんお話ください。

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