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2012年4月11日 (水)

トウ骨神経麻痺

 時々、手首と手指が伸ばせない(手背側の方へ動かせない)ということで来院される方がいます。手掌側に曲げることはできるのが特徴で、しびれも手背側の感覚がにぶくなったりします。机の上に手を置いて、指の間を広げられるかどうかも確認します。背屈困難のみがある時にはトウ骨神経麻痺が考えられます。
 「ハネムーン麻痺」とも言います。というのは、典型的には上腕の外側が圧迫されることによりそこを通るとう骨神経が障害されて起こる一時的な麻痺だからです。長時間腕枕をして寝てしまった時に起こるということです。実際には、お酒に酔って腕を下にして眠ってしまったり、どこかに寄りかかって眠ってしまったりして上腕でトウ骨神経が圧迫されます。
 診断としては頚椎由来の神経障害や胸郭出口症候群なども考慮しますが、上腕外側を叩くと放散痛があることなどで診断します。経過は自然に回復することが多く、経過観察のみ行います。場合によりビタミンB12の内服なども行うことがあります。手関節が定まらなくて仕事等に支障がある場合は手関節を固定する装具などを用いることもあります。
 急に手の脱力が来るので脳梗塞等を心配される方もいますが、脳梗塞などでは握ることも困難になるなど複数の神経領域が障害されるのが一般的です。
 実際にハネムーンでなった方には会ったことがありませんが、酔っぱらい麻痺と呼ばれるよりは微笑ましい感じがします。

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