主婦湿疹は治りにくい!
手荒れで来院する方は大勢いらっしゃいます。
始まりはほんのささいなことが多いのですが・・・
たとえば、手にケガをしてバンソーコをし、そのままの手で茶碗洗いをしたり、この時期に多い汗の湿疹(手に水疱ができる)であったり、赤ちゃんが生まれて洗いものや、手洗いが多くなったりなどなど。
最初は一カ所だったのに徐々に広がってきておかしいと思い受診されるようです。
皮膚は表面からの刺激から体内をまもり、体内の水分をにがさないというバリヤー機能が重要な役割です。
しかし、一度破綻してしまうとそこから炎症が起き、かゆくなり、掻いてその周囲のバリヤーを壊し、さらにひろがる・・・という悪循環をおこします。とくに手。よくさわるところですね。挙げ句の果てに洗浄料を触る機会が多すぎます。
以前にも掻きましたが、洗濯洗剤、食器洗剤はいうに及ばず、シャンプー、石けん(特に殺菌用の)は皮膚の角層の保湿成分をとり、バリヤーを壊します。
ほんの小さなバリヤーの破綻でも広がっていく可能性は常にあるのです。
手をケガしたとき、湿疹が一部にあるときは一度だって洗剤はさわってはいけないのです。
正常な部分は極端にいうとなにしてもいいのですが・・・
とくに洗い物が多い主婦には厳しい現実です。
せめて洗い物は必ずゴム手袋。シャンプーはしないか、極力低刺激性に。加えて石けんで手をあらうのは必要最低限にといっています。
« 放散痛 | トップページ | 特保は考えが不健康 »
この記事へのコメントは終了しました。
« 放散痛 | トップページ | 特保は考えが不健康 »
コメント