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2012年7月22日 (日)

知るべき病気と知らざるべき病気

 最近はいろいろな病気についてのコマーシャルが流れています。「こういう症状があったらこの病気かもしれません。病院に行きましょう。」という種類のコマーシャルです。
 病気には検査値や特定の所見で診断が確定できるものと、検査などではわからず症状や診察所見で診断するものとがあります。前者には高血圧や糖尿病など検査で基準を満たせば診断確定となるものが含まれます。後者には例えば精神疾患のように、検査値というより症状や所見から医師の専門的な経験も含め診断するものが含まれます。
 検査値が決定的な要素にならない病気では、患者さんの愁訴や症状が最も大事な診断基準になります。逆に言うと、患者さんがコマーシャルやネットでその病気に特徴的な症状や愁訴をあらかじめ知ってしまうと本来の症状が修飾されてしまいます。整形外科的にどの病気がそれに当たるかは、ここには書かないようにしますが最近その種類の疾患についてのパンフレットが新聞折込で配られたようでその病気ではないかという方が何人か来院されました。
 そういう病気を心配されて来院される患者さんは、「私はこういう症状がありこことここがこうだからこの病気に違いない。」というふうに来院されます。大抵はその疾患ではないのですが、先入観や予備知識があると否定するのも難しくなります。診察する側からするとなるべく先入観を持たずに来院していただいた方がよいように思います。
 コマーシャルというのは一般的な商売では顧客を増やすために行われるものですが、病気についてどこまでそれが行われるべきものなのか。適切な情報提供というのは難しいものです。

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