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2012年9月30日 (日)

頭じらみ症

私が皮膚科医になってからずっとときどきみかける疾患です。頭にシラミがついて、吸血するため、頭がかゆくなります。
だいたいは卵がたくさんついてはじめて気づくことが多いのですが・・
子供は頭をくっつけて遊ぶので、頭から頭へ移動するようです。
もしシラミがいたらいっせいに周りも治療しないとめぐりめぐってまたうつってしまうのです。
シラミがつくのは不潔なせいではありません。保育園や学校にしらせて注意喚起し、いっせいに皆が注意し、治すようにしたいものですね。
皮膚に異常なければスミスリンシャンプーを用法用量を守って忠実に使えば基本的に治癒します。もしシラミかどうか迷ったら爪でとってみるといいでしょう。さっととれれば違います。とれなけば卵の可能性大です。それでもわからなければ受診してください。

2012年9月26日 (水)

素直で几帳面な方は早く治る?!

実は私は几帳面ではないため、指導したことをまもらなくても、決して怒ったりはしません。
皮膚科の治療は、特に湿疹では悪化要因をできるだけ避け、朝晩きめられた時間に塗り続けるのが非常に大事なのですが、なかなか守るのは大変です。治療に王道なく、地道な努力が重要なのです。
時々、毎日決まった時間に軟膏をぬることや、注意事項をきちっと守る方がいらっしゃいます。(なかなかいらっしゃらないのですが・・)
驚くほど私の言ったとおりに治るのです。
“洗剤、シャンプ-類を避け、化繊の服を避け、毎日だいたい決まった時間にすり込まずに伸ばすように適量を塗ってください。これを、この皮疹だと、3週間以上は続けてください。やめてもいいと思ったら来院してください。”
いうのはだいたいこのような指導なのですが、言うのは簡単ですが、守るのは大変です。
指導はしますが、治すのは患者さん自身ですね。いつもそう思っております。
言ったとおりにしたら治った!と感謝されることもありますが、「いえいえ、ご自身が偉いのです。」といつも申しております。

自分もそうありたいと思うのですが、几帳面にできない性格でなかなか治らないくちですね・・・

2012年9月21日 (金)

結核

 今日は結核についての講演会に参加してきました。9月の最終週は結核予防週間とされているそうです。アジアはまだまだ結核の少なくない地域で、日本も欧米などに比べると結核の多い国です。町田市でも年間80人程度が発病しているとのことです。
 結核治療の専門医が講演していましたが、改めて結核の診断が難しいことを理解しました。発熱して咳が出て血痰もあるというような典型的な場合はすぐに疑うことができますが、微熱とか感冒様症状のみの場合は初診時に疑えないことも少なくないと思います。2週間以上咳が続くとか、感冒の症状を繰り返すといった場合は胸部レントゲンや採血、痰の検査などを行ったほうが安全とのことでした。
 近年、関節リウマチの治療などで免疫抑制剤を用いることが一般的となっていますが、十分に注意しつつ使う必要があります。やはり欧米と同じように使っていてはいけないのではないかと思います。より安全を期して使用していかないと。免疫抑制剤やステロイドを使用している方は、体調が悪くなったら感冒と思ってもすぐに受診していただくほうが安心です。
 結核はまだ身近な疾患であるという認識は日本人がみんな持っているべきことは疑う余地がありません。
 

2012年9月19日 (水)

リエゾン医学

 腰痛の診療というのは難しいものです。典型的な症状とそれと合致する身体所見があり、画像所見と適合する場合は治療方針がかなり定まってきます。しかし、症状と身体所見、画像所見が合わない方はたくさんいます。むしろ症状と整形外科的な診断が合わない方のほうが多いのかもしれません。
 腰痛はストレスや精神状態とも密接に関連しています。過労状態や仕事のストレスが多いとか抑うつ状態で腰痛を強く呈することは少なくありません。そういう場合、通常の鎮痛剤が効かないかそもそも鎮痛剤は飲みたくないということが多いです。またMRIなどの精密検査をしても疼痛の原因となりそうな所見が見当たらないことも多いです。疼痛が非常に強くても神経障害が生じてこないというのも特徴かもしれません。
 腰痛を診断する上で、精神状態や日常のストレスなどを評価することは大切なことです。精神状態を簡易的に調べるアンケートをお願いする場合もありますが、悪意はありませんので御協力ください。整形外科と精神科や心理療法などを一緒に考察する方法をリエゾン医学というそうです。現代のストレス社会では非常に大切な分野なのではないかと思います。
 治療としては通常の鎮痛剤は効果が出ないことが多く、というか飲みたくないという方も多く神経を緩和する薬とかうつ病の治療薬などを使用すると効果のあることが少なくありません。またやはりマッサージなどのリラックスできる手段も試してみる価値があると思います。
 最近は慢性疼痛に対して麻薬系鎮痛剤の使用も可能な時代になっています。そんな時代だからこそ薬にばかり頼らす心身ともに健康を目指すというのは大切なことかもしれません。

 

2012年9月18日 (火)

咬まれた傷

 以前にも書いたことがあると思いますが、犬や猫に咬まれた傷というのは救急疾患です。皮膚のバリアを越えていない擦過傷程度なら自宅でよく洗って消毒などでもほぼ大丈夫ですが、皮膚の中に少しでも歯が入ったと思ったら、数時間以内に医療機関を受診するようにしてください。
 夜間でも、当番医を受診するべきです。咬創で救急を受診して怒る医師はいないはずです(経験のない医師だと怒るかもしれませんが)。皮膚の中に歯が入ってしまうと、高率で細菌感染が起こります。早期に処置して抗生剤などを使用しないと、深部感染症になったり骨髄炎になったりして治療が困難となり後遺障害が残ることもあります。指の咬創などで初期治療が遅れ切断を余儀なくされることも現代医療でもあり得るのです。
 数日前に咬まれたということで来院される方が少なくありませんが、しっかり治まるかどうかかなりドキドキしながら経過観察しています。麻酔をして切開排膿しますなどと言うと、そこまで必要?みたいな顔をする方もいらっしゃいますが、ことの深刻さは経験を積んだ医師の方が敏感になっているかもしれません。
 

2012年9月10日 (月)

必要最小限

私の鞄の中身は必要最小限です。
必要最小限すぎて困ることは多々あります。なんでも必要かもしれないと持っているのはすばらしいといつも感心させられています。
しかし、あの鞄の重さは私には耐えられないのです。
なんでもそうですが、必要ないと思うと処分してしまうたちです。これもいらない、あれもいらないとなってしまう。私が本気で断捨離したら、家の中のものはほとんどなくなってしまうかも。
しかし、いざとなると困ることもあることは事実です。
備えあれば憂いなし。もうちょっと見習わなければならないといつも思います。が、なかなかできない性格です。

2012年9月 9日 (日)

鞄の中身

 鞄に何を入れているかで結構性格がわかると思います。必要最低限の物しか入れない人と何でも詰め込んでおく人と。私は完全に後者の人間です。キーホルダーにはLeathermanとライトを付け、カットバンや常備薬は常に持ち歩いています。鎮痛剤、吐き気止め、下痢止め、軟膏などなど。充電地や筆記具なども。小さい針外しとか単眼鏡など我ながら常備している必要はないだろうなと思いつつ鞄に入れっぱなしにしています。
 だから重いんだよと自省しつつ、性格的にやめられません。最近、ひとつアイテムが追加されました。ずっとポケットにはハンドタオルを入れていたのですが、ふと和物専門店に立ち寄ったら色々な手ぬぐいが飾ってあってこれはいろいろ役に立ちそうだなと思い購入してしまいました。手ぬぐいって長いので包帯やロープの代わりになるかもと。
 今日、幸か不幸か手ぬぐいが役に立ちました。さらにわかったことは、大人に使おうとしたら2本ないと足りないということです。2本持つ?ふろしきサイズにする?やりすぎか?心の中で葛藤中です。
  いつも何かしら足りないで済ませる相方の性格をうらやましく思うことが多々あります。

2012年9月 6日 (木)

早期診断、早期治療

癌の治療に関してよく言われる早期診断、早期治療。やはり基本でしょうか。
皮膚科の治療でもそういえます。
特に慢性湿疹。
一部がずっとかゆくて掻いていると、そこの皮膚は普通の皮膚ではなくなります。
皮膚の厚さが厚くなり、神経終末が表皮の中にはいりこみ(結果触るとすぐかゆくなる)、真皮(ケガをすると出血するところ)には炎症細胞があつまってきて塊のようになります。
こうなるとなかなかなおりません。
昨日おきたかゆい湿疹は数日でなおりますが、慢性湿疹になると月単位かかります。
1カ所だけかゆいというのはいやだなと思っても、そんなに困らないので放置することになります。
1,2週間なおらない湿疹は早く治すために受診するといいかもしれませんね。
長年ある湿疹は・・治そうと思ったら、長くかかると覚悟してください。しかし、言うとおりにできれば治りますよ。

2012年9月 3日 (月)

チャドクガみつけました。

先日、ドクガ皮膚炎の方がちらほらいらっしゃると書きましたが、本日もいらっしゃいました。
患者さんがいらっしゃると、診療所横のサザンカをチェックするのですが・・・
やはり、発見しました。ちょうど一匹が2センチ程度に成長している毛虫を。20匹ほど密集して一カ所の葉にたかっていました。
さっそく高枝切りばさみで遠くから枝をそっと切り取り、地面にそっとおろしてから・・・踏みました!
大量発生している場合は近づくのも危ないのですが、診療所横のサザンカの場合は夏のはじめに卵という卵を見つけては葉を切り取り、踏んでいたため、あまり毛虫がいないようですね。
やはり大事なのは毛虫がでていないときにうっそうとしてる葉をすいておいて、風通しをよくし、葉の裏側にある白いホコリのような卵を片っ端からとることですね。殺虫剤より効果あります。
殺虫剤は益虫(ドクガを食べる虫)まで殺しますから・・・
とはいっても、大量発生した場合はまくしかないかもしれませんが。
大量発生した場合は近づかないで、毛虫がいなくなる時期に対処してください。
毛虫の抜け殻、毛虫の死骸でも毛には毒があります。退治には細心の注意を!!

神経腫

 神経痛の原因として、稀に神経自体の腫瘍があります。神経痛は神経の走行に沿って支配領域に疼痛が広がります。なのでどうしても頻度の多い脊椎疾患などに診断が向かってしまいがちです。手や足の先の方に神経腫が存在すると皮下の浅いところに比較的硬い皮下腫瘍として触れるのですぐに気づかれます。神経腫の特徴としては、皮下腫瘍の部位を叩くとその末梢方向へひびく所見があります。臀部や体幹の深いところに神経腫があると腫瘍自体は触れづらく診断に及ばないことも少なくありません。脊椎のMRIを行うと神経腫が写ってわかることもあります。
 神経腫はほとんどが良性腫瘍で、悪性腫瘍であることは非常に稀です。全身に神経腫が多発する疾患もあります。良性腫瘍でも原則的に徐々に大きくなりますので根治的な治療は手術的に切除するしかありません。ただ神経腫は周囲にある正常な神経線維を圧迫しているため、手術により弱くなっている周囲の正常神経線維を損傷してしまう可能性もあり、手術をするかどうかよく検討し相談する必要があります。

2012年9月 1日 (土)

夏休みが終わりますね

長かった夏休み、終わりますね。
先週や今週の前半は混んでいましたが、宿題のためでしょうか、今日はすいていました。
昼間のご飯をつくらなくてもよくなるのがほっとする反面、来週からは早起きして中学生のお弁当を作らなくてはいけないと思うと複雑です。
自分が子供の頃は夏休みの終わりがせつなくてしょうがなかったのを思いだします。子供たちはそんな心境でしょうか。
大人の自分はというと、夏休みはあっという間でした。この夏もたしかに暑い日は多かった記憶がありますが、ふと気がつくと日が暮れるのが早くなっており、ここそこに夏の終わりを感じますね。
皮膚科的には虫さされ、とびひ、日焼け、かぶれなどなど、非常に外来が混む夏の季節も少しずつうつってきてきているのを感じます。

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