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2012年9月18日 (火)

咬まれた傷

 以前にも書いたことがあると思いますが、犬や猫に咬まれた傷というのは救急疾患です。皮膚のバリアを越えていない擦過傷程度なら自宅でよく洗って消毒などでもほぼ大丈夫ですが、皮膚の中に少しでも歯が入ったと思ったら、数時間以内に医療機関を受診するようにしてください。
 夜間でも、当番医を受診するべきです。咬創で救急を受診して怒る医師はいないはずです(経験のない医師だと怒るかもしれませんが)。皮膚の中に歯が入ってしまうと、高率で細菌感染が起こります。早期に処置して抗生剤などを使用しないと、深部感染症になったり骨髄炎になったりして治療が困難となり後遺障害が残ることもあります。指の咬創などで初期治療が遅れ切断を余儀なくされることも現代医療でもあり得るのです。
 数日前に咬まれたということで来院される方が少なくありませんが、しっかり治まるかどうかかなりドキドキしながら経過観察しています。麻酔をして切開排膿しますなどと言うと、そこまで必要?みたいな顔をする方もいらっしゃいますが、ことの深刻さは経験を積んだ医師の方が敏感になっているかもしれません。
 

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