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2012年11月29日 (木)

冬に気をつけるスキンケア

乾燥する季節になりましたが、今一度確認を。
夏場は乾燥もなく、湿度のある季節ですので、保湿しなくても状態がよかったかもしれません。しかし、木枯らしが吹き始めると一気に湿度が下がります。
洗濯洗剤を大丈夫だからといって、合成洗剤にしていた方、もし、またかゆくなってきたのなら、低刺激性の液体せっけん洗剤(アラウ、ミヨシのせっけん洗剤など)やさらさにしましょう。さむくなって水がつめたくなると余計に服に合成洗剤がのこるからなのか(?)冬場は洗濯洗剤も気をつけたほうがいいです。
せっけん、シャンプーは極力使わないでください。お湯にのみで洗い流しましょう。もしくは低刺激性の高いシャンプーを使ってください。リンスは使ってもよいです。毛先だけつけて洗い流してください。
身に着けるものは綿100%にしましょう。化繊(発熱する素材など。ユニ○○、イ○ンなどいろいろでていますが)は乾燥肌の方はかゆくなります。
お風呂上りに保湿クリームやローションをぬりましょう。保湿効果のある入浴剤は可です。温泉系はあまりよくないかもしれません。泡入浴剤は論外です。尿素の入浴剤は赤い発疹や引っかき傷がある場合はしみます。(ちなみに硫黄の白い温泉は乾燥肌にはよくないです。かゆくなります)
それでもかゆい場合、あかみのある発疹がある場合は早期に炎症をおさめたほうが、早く治りますので、皮膚科に受診を。

2012年11月28日 (水)

種子骨骨折

 種子骨というのは、関節の近くを通る腱の部位にある骨で関節が伸びたり曲がったりして腱が動く時の滑車の働きをしています。

 足の親指(母趾)の根本の関節(MTP関節)が痛いと、痛風ではないかということで来院される方が多いのですが、種子骨の問題のことも時々あります。母趾のMTP関節の足底側が痛いということで来院された場合、炎症を起こしている方と外傷性の方がいます。典型的には部活で陸上競技やジャンプをよくする競技をしている中高校生くらいでこの部位が痛いという場合です。種子骨を押すと痛みを生じます。レントゲンとエコーで種子骨が骨折していることを確認するのですが、二分種子骨といってもともと分離している方もいるので、左右の母趾で比較したりして検討します。
 治療としては部活などをしている場合は骨が安定するまでは荷重をかける練習は控える必要があります。アーチサポートや足底板を挿入して負荷を減らすのも有効と思います。無理さえしなければ順調に治っていくことが多いのですが、そのままガンガンに練習して骨破壊が強くなったり治りが悪い場合は手術が必要となることもあります。最近スポーツ選手に休めと言っても聞いてくれないので、調整メニューにしてくださいと言うようにしています。トッププロなどが故障すると故障者リストに登録されて治療とリハビリを行うのがよく報道されているので、調整メニューにするように話すと理解してもらえる可能性が少し上がるように思っています。

2012年11月26日 (月)

平穏死

 今日も講演会に行ってきました。今日は平穏死についてのお話でした。人生の最期をいかに迎えるか。今の日本は大きな変換点に来ています。西洋医学の発展は基本的にいかに人間を長寿にするかの一点で発展してきました。人工心肺の発展、経管栄養の利用などによって意識がなくなっても食事ができなくなっても延命させることが可能になってきました。
 多くの方が最期は自然に死にたいと話されますが、それをいかに実現するかは難しいのが現状です。ひとつには元気なうちに自分の意思を明らかにしておくこと。当院では赤ちゃんから高齢者まで使用する初診時アンケートにリビングウィルを持っているかの質問を乗せています。認知症などになる前の元気なうちに、リビングウィルを書いておくことをお勧めします。一緒に暮らしている家族より、遠くの親戚の方が最期の時に十分な治療をしていないのではないかともめることが多いのは医師の間では暗黙の了解事項となっています。その辺りも注意が必要です。
 基本的に老衰で食べられなくなってきたら無理に点滴などをしないこと。無理に水分補給をしない方が心不全や痰が減り本人も楽になることが多いものです。あまり動かなくなった場合、最低1日600kcalあれば長期間生きられるということでした。
 延命と平穏死、難しい話ですが人間全員の問題です。広く話し合ってゆくことが大切です。

2012年11月22日 (木)

歯周病と医療

 昨日は国際的に活躍されている歯科口腔外科の先生の講演を聴いてきました。歯肉炎の分類など医師はよく知らないのですが、細かく分かれており各疾患についての処置や手術について詳しく説明していただきよくわかりました。マイクロサージェリーなども駆使して専門性の高い治療が行われておりもっと歯科のことも勉強しないといけないなと思いました。

 医科と歯科は近い仕事のようで、日本ではまだ連携がうまくできていないのが現状だと思います。しかし全身疾患の症状として口腔内に問題を生じることも少なくありません。たとえば歯肉炎の原因として、血液系の腫瘍や膠原病などはよく知られています。血圧の薬の副作用で歯肉炎を起こすこともあります。整形外科領域ですと、ビスフォスフォネート製剤による顎骨壊死の合併症が最近は話題となっています。
 アメリカでは関節リウマチの治療を行う時は、免疫を抑える抗リウマチ薬を使用する前に歯科医によるチェック、口腔内ケアをすることがスケジュールに入っていて、治療開始前と治療中も定期的にチェックを受けることが必須となっているとのことでした。
 最近は骨粗鬆症の治療を開始する際に歯科の受診をお勧めすることもあります。さすがに全員に受診していただく訳にもいかないため、糖尿病や口腔内ケアの不十分そうな方などリスクの高い方を中心にお勧めするようにしています。
 今後日本も、他職種連携をもっと進めていかないといけないと思っています。そのためには、医師が日中全く連携しに行かれない体制をまず何とかしないといけないのですが。なかなか難しいものです。

2012年11月20日 (火)

政治には疎いのですが

 自民党が政権を取ったらまた公共投資中心のばら撒き型経済政策となるのですね。日銀の輪転機を回してどんどんお札を刷るのだそうです。財政は本当に大丈夫なのでしょうか。維新の会が政権を取ったら石原さんがリーダ-となる訳で、尖閣諸島はフォークランド紛争のようなことになるのでしょうか。民主党が政権を維持したらまたマニフェスト無視の暴走政治になるのでしょうか。
 今回の選挙は難しいですね。第1、第2、第3極全てに不安を感じるのですが、本当に日本は大丈夫なのでしょうか。

2012年11月17日 (土)

胃と背骨と骨粗鬆症

 昨日は消化器の講演会、今日は脊椎と骨粗鬆症の講演会に参加してみました。最近は胃潰瘍は減少傾向にあるのですね。逆に圧倒的に増加しているのが逆流性食道炎とのことです。胃潰瘍の大きな原因にピロリ菌がありますが、ピロリ菌の感染率は高齢の世代と比べると今の若者は大幅に減少しているそうです。逆流性食道炎の大きな原因は肥満や高脂肪食だとのことですが、日本人も食の欧米化や高カロリー化により今後も増加傾向にあるそうです。
 胃、十二指腸潰瘍の原因として消炎鎮痛剤は重要なものの一つです。痛み止め全てが胃に悪い訳ではなく、炎症止めが消化管に悪いことは以前から知られています。しかしその中では現在主流となっているCOX2選択的な消炎鎮痛剤はだいぶ消化器へのダメージが少ないというデータは出ているそうです。COX2タイプの消炎鎮痛剤とPPI製剤という潰瘍治療薬を合わせて飲むとほとんど潰瘍は生じないとのことでしたが、現状保険の関係で全ての方にこの組み合わせで処方をするのは難しそうです。リスクの高い方では有用な方法のようです。思い切り潰瘍を形成するタイプの消炎鎮痛剤が市販化されていますが、ドラッグストアーで販売することに薬剤師の方は不安がないのでしょうか。
 今日は高齢者の脊椎変形に対する手術のお話でした。年齢とともに側弯や後弯してしまった方や圧迫骨折で高度に円背となってしまった方に対しては根治的に治療するのは難しいものです。背中が高度に丸くなってしまうと、逆流性食道炎や息切れなど内科的な症状をかなりの頻度で生じます。ここで昨日の話と繋がる訳ですが、円背の方の逆流性食道炎に対してPPI製剤という強力な制酸剤を処方しても効果が今ひとつなのが実感です。今日の話では脊椎をまっすぐに戻す手術をすると円背による消化器症状はすっきりすることが多いそうです。ボディーイメージも改善し満足度が高いとのお話でした。外来で脊椎の矯正手術のお話をしても希望する方はほとんどいないのですが、今後は少しずつ増えて行くのかもしれません。しかし骨粗鬆症のために多発で圧迫骨折している脊椎に長いロッドが立ちスクリューが何本も刺さっているレントゲン写真を見ると、長期予後が心配になるのは私だけでしょうか。
 最後に骨粗鬆症の講演を聞きましたが、結局、なるべくひどい圧迫骨折を防止するのが一番なのかもしれません。骨粗鬆症を防止すれば圧迫骨折をかなり防止でき、圧迫骨折を防止できれば円背による逆流性食道炎は生じません。
 最終像として脳梗塞や心筋梗塞のような重篤な疾患が想像される高血圧や高脂血症と違って、骨粗鬆症が見つかって治療をお勧めしても骨折するまでは本気になってもらえないことが少なくないのは難しいところです。

2012年11月15日 (木)

腱鞘巨細胞腫

 手の指に皮下腫瘤を生じると、一般的にはガングリオンだろうと言われることが多いです。ガングリオンというのは、関節や腱鞘から風船のように袋を生じその中に水やゼリーのようなものが溜まる疾患です。関節から生じて大きくなると、水泡のように皮膚が薄くなり破れることもあります。そうなると感染の危険もあるため注射器で抜いたり、手術的に切除することもあります。切除する時には、袋が関節まで繋がっているため関節包の一部も一緒に切除します。
 以前にガングリオンだろうと言われたけれどどうかということで当院を受診された方の中にはガングリオンではないことも少なくありません。同じような他の腫瘤としてはアテロームがあります。これは皮膚側から袋が内部へできてしまい、そこに老廃物のようなものが溜まってしまう疾患です。時に化膿して赤く腫れて破れることがあります。破れると臭い内容が出てきたりします。アテロームも根治的には切除することになりますが、腫れたりしなければ経過観察でもよいかもしれません。
 その他の疾患で心配されるのはやはり腫瘍です。手の指に悪性腫瘍を生じることは極めて稀です。注意するべき良性腫瘍の一つに巨細胞腫というものがあります。腱鞘などから生じる腫瘍で、ガングリオンより形がいびつだったり多房性だったりします。アテロームよりは皮膚の下にある印象です。ガングリオンかと思って注射器で抜こうとしても抜けなくて違うと気づかれたりすることもあります。巨細胞腫は小さいうちに切除することが基本です。大きくなると血管や神経を巻き込むようになったりして切除が困難となることもあります。手術に際しても、手術でしっかり切除されても局所再発することもあり注意が必要です。
 皮膚の直下にある腫瘍はやはりエコーで見た方がよいかもしれません。少なくともガングリオンと巨細胞腫は触診ではわかりづらくてもエコーで見れば違うことがわかります。穿刺すべき腫瘤か、切除すべき腫瘤か。初期判断には大変有効な検査です。

2012年11月14日 (水)

また変わるのか…

 しかし日本の政治はコロコロよく変わりますね。来年の医療制度はどうなっているのでしょう。現代の政治家という人種にはしっかりした政治哲学というものがないのでしょうか。合体したり分裂したり、まるでゲッターロボのようですね。
 1%側なのか99%側なのか。原発推進なのか原発反対なのか。憲法をどうするのか。はっきり主張して選挙に望んでほしいものです。全く違う考えの人たちが一緒になって勝ちそうな政党に集まるという訳のわからないことはしないでいただきたい。
 選挙の後に政党を作り替えたり乗り移ったりするのは禁止するべきだと思います。現在の偏ったメディアに頼ることなく、若い人達にもしっかり選挙に参加してほしいものです。

2012年11月12日 (月)

足関節捻挫の種類

 足首を捻って痛めると何でもかんでも「足首を捻挫した。」ということで来院されますが、足首の捻挫という訴えの中には様々な疾患が混ざっています。炎症性疾患を捻挫だということで来院される方もいますが、そこまで含めると際限がないので外傷のみとすると、大きく分けて靭帯損傷と骨折があります。
 外くるぶしの外傷に絞ってみますと、靭帯損傷には外くるぶし(外果)から距骨への靭帯が損傷することが最も多いです。さらに重傷となると外果から踵骨への靭帯も損傷します。その他に下腿の2本の骨(脛骨と腓骨)を繋ぐ脛腓靭帯損傷もあります。
 捻挫ということで来院し、実は骨折であることも多いです。腓骨骨折、子供の腓骨の成長線部分の損傷、腓骨側の剥離骨折、距骨側の剥離骨折、踵立方骨間の剥離骨折、立方骨の剥離骨折、脛腓靭帯の付着部剥離骨折などがあります。その他には腓骨筋腱の脱臼ということもあります。
 正確に捻挫と言えるのは靭帯損傷の場合なのですが、ズレの大きい腓骨骨折以外は俗称捻挫に含めても大きな間違いではないのかもしれません。ただ、治療方法や治癒までの期間がかなり異なります。どの部分がどの程度損傷しているのか。よく見極めなくてはいけません。

2012年11月 8日 (木)

顔がかゆい

最近、顔があかくなったり、かゆくなったりして受診する方が当院を受診されます。
女性が多い印象です。しかも、化粧する世代です。
以前にも書きましたが、化粧する世代は化粧をしてはクレンジングで落とし、洗顔料で落とし、顔の皮膚バリアを壊し続けています。
そこへ秋の花粉(ブタクサ、ヨモギ、セイタカアワダチソウetc.)が付着し、荒れるのだと予想しています。
保湿をしっかりして皮膚のバリアを守ることが大事です。また、洗顔料は低刺激性で必要最小限にしてください。(朝の洗顔は水かお湯のみで)
ひどく赤くなってしまうようなら早めに受診される方がいいかもしれません。

2012年11月 6日 (火)

胸骨骨折

 のどの下方で鎖骨の間から体の正面中央にかけて、胸骨という骨があります。ちょうどネクタイのような形で、鎖骨の間から肋骨の間にかけて胸の前面にあります。胸をぶつけたり激しく前転するように転倒すると、この胸骨が骨折することがあります。
 この骨は肋骨に支えられておりあまり動かないので、痛みはそれほど強くないことが多いです。押すと痛いという症状を訴えることが一般的です。腫れもひどくないことが多く、骨折とは思っていない方が少なくありません。
 診断としては、胸骨に圧痛がありレントゲンで確認できれば確実です。最近はエコーで見てズレや血腫があることで診断することもあります。
 胸骨自体は、基本的に骨癒合を待つしかない場合がほとんどで、数週から1~2ヶ月くらいで痛みも治まります。その間、痛みを指標として響かないように過ごす方がよいと思います。
 胸骨の後ろには縦隔があって、気管~気管支や食道、心臓などがあります。稀に頚部や胸部の損傷に伴って空気が縦隔に進入することがあります。そのような場合はCTを行ったり、臓器損傷がないかどうか病院に依頼して精査する必要があります。
 骨の弱い骨粗しょう症の方では、大きな外傷でなくても骨折していることがあります。一方子供でも胸骨を骨折することがあります。多くの場合は経過観察のみですが、前胸部の正中の痛みでは注意が必要です。

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