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2012年11月12日 (月)

足関節捻挫の種類

 足首を捻って痛めると何でもかんでも「足首を捻挫した。」ということで来院されますが、足首の捻挫という訴えの中には様々な疾患が混ざっています。炎症性疾患を捻挫だということで来院される方もいますが、そこまで含めると際限がないので外傷のみとすると、大きく分けて靭帯損傷と骨折があります。
 外くるぶしの外傷に絞ってみますと、靭帯損傷には外くるぶし(外果)から距骨への靭帯が損傷することが最も多いです。さらに重傷となると外果から踵骨への靭帯も損傷します。その他に下腿の2本の骨(脛骨と腓骨)を繋ぐ脛腓靭帯損傷もあります。
 捻挫ということで来院し、実は骨折であることも多いです。腓骨骨折、子供の腓骨の成長線部分の損傷、腓骨側の剥離骨折、距骨側の剥離骨折、踵立方骨間の剥離骨折、立方骨の剥離骨折、脛腓靭帯の付着部剥離骨折などがあります。その他には腓骨筋腱の脱臼ということもあります。
 正確に捻挫と言えるのは靭帯損傷の場合なのですが、ズレの大きい腓骨骨折以外は俗称捻挫に含めても大きな間違いではないのかもしれません。ただ、治療方法や治癒までの期間がかなり異なります。どの部分がどの程度損傷しているのか。よく見極めなくてはいけません。

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