痛くない
整形外科の診察は入室時から始まっています。入室時の歩き方や体幹四肢の動かし方でどこにどのくらいの問題があるのか観察しています。入室時の視診でだいたいの重症度はわかるものです。
時々かなり足を引きずっていたり動きが不自然になっているのに、痛くないと話される方がいます。こんな場合、医師としては逆に重症ではないかどうかを疑います。
癌の転移や不顕性骨折の方では、診断されることを恐れて症状を軽く話されることが少なくありません。また、関節リウマチの方などでは疼痛をあまり自覚しないこともあります。
痛みの表現は人それぞれです。評価はなかなか難しいものです。
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