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2012年12月30日 (日)

red frags

 腰痛治療にもガイドラインが存在します。ガイドラインというとEBM(根拠に基づく診断治療)を主体に書かれており疼痛主体の整形外科的疾患については難しい面もあります。腰痛では、危険な腰痛かどうかを判断することが重要です。危険な腰痛を疑わせるサインとしてred frags という項目が設定されています。例えば年齢では20歳以下と55歳以上の急性腰痛はred fragとされています。55歳以上では癌の転移や圧迫骨折などの除外診断が必要です。20歳以下もred fragになっているのはやや意外ですが、分離症の急性期の診断を早期にしないと大人になってから腰痛が頻発するようになってしまうからなどでしょうか。
 他のred fragsとしては神経障害の有無なども要注意です。プライマリケア医と整形外科医ではこのred fragsに対する印象が異なるとも思いますが大変参考になる指標だと思います。
例えば20~55歳の方の急性腰痛で心配な既往歴も神経症状もなく疼痛もそれほどでもなければ、腰椎のレントゲンを最初は撮らないようにしていきたいと思っています。初期治療も過度の安静は推奨されていません。また、最初からリハビリやマッサージを行う必要もない場合が実は多いのです。当院でも若い世代には最初はそのまま様子をみていただき、疼痛が軽快してこない場合に再診していただくようにする事も少なくありません。
 適切な診療を追い求めていこうとすると検査や通院が減っていく傾向にあるので経営的に大丈夫かという説もあるのですが、うちには皮膚科、内科もあるので大丈夫です。リハビリも専門性高く行ってくれるスタッフがいます。検査すべきかどうか、治療をどうするか、よく相談して決めていきましょう。

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