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2013年2月 4日 (月)

許容範囲

 最近は、成人で骨折をした場合半分以上は手術となるくらいの覚悟で来院していただいた方がよいかもしれません。統計的には言い過ぎかとは思いますが、「これは手術が必要です。」と話したときに、「手術なんてとんでもない。」という顔をされる方が多すぎるように思います。

 スポーツ選手の報道を見ていても、骨折後手術を受けて復帰する方が少なくないことに気づくと思います。骨折に対する手術は使用する金属素材や手術機器の発展と、何よりも専門医の技術向上により非常に成績がよくなってきています。受傷後早期にしっかり固定して早くリハビリテーションを行った方が成績がよく社会復帰も早いということが多くなっています。
 ただ、手術の適応についての判断は各種ガイドラインなども出ていますが実際は整形外科医個人個人の経験や手技などによって一定していないのが現実です。厳密に骨折前の整復位に戻す方が成績がよいと考える医師と、結果に統計上有意差がなければそれほど厳密さにこだわらない医師とがいます。
 診療所で骨折の診断をした場合、手術となると総合病院へ依頼する訳ですが、紹介するかしないでよいかの判断は難しい時もあります。私自身が手術をしていた勤務医時代はかなり厳密に整復位に戻す方だったこともあり、骨折部の安定性に不安があれば手術をして早期リハビリをした方がよいように思います。なので、これは手術かなと思って紹介しても、病院でギプスを巻かれて逆紹介になることもあります。この場合、患者さんにとっては申し訳なく、病院の先生はこの程度で紹介しやがってと思うかもしれません。
 ただ、石橋を叩いて渡る方式で考えると手術を検討しに紹介して大丈夫と言われても問題は起こりませんが、大丈夫かなと思って紹介が遅れギプス治療しているうちにずれてきてやっぱり手術が必要となると治療期間が延長したり機能回復が遅れたりとよけいに患者さんに申し訳ないことになってしまいます。
 子供と違い大人には骨折部の矯正力があまりありません。大人になって骨折したら手術かもと思って来院していただき、これはギプスで大丈夫ですということになったらラッキーと思ってください。
 
 

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