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2013年2月14日 (木)

不条理

 リハビリテーションとはいったい何を指して言うのでしょうか。ここで言うリハビリテーションとは主に機能訓練を中心とした医学的(身体的)リハビリテーションのことですが、最近よくわからなくなるような場面に出会います。

 「今リハビリを行っているのですが、関節や神経がどうなっているのか一度診察を受けてきてくださいと言われました。」ということで当院を受診する方が時々います。これは例えると、車の修理をしているけれど車を預けている工場に「どこが壊れているか他の工場に聞いてきてください。」と言われて来ました。と言われた他の工場の立場と似ています。
 機能訓練を主としたリハビリテーションを行うにはまず身体的にどういう状態にあるのか、きちんと評価することが必要だと思います。しかし、評価がわからないのにリハビリを開始することがごく一般的になっています。検診などで身体能力の低下した方を抽出し、とりあえず筋力訓練や体操を行う。身体のどこがどの程度障害されているのかは後回し。
 少し愚直すぎるのかもしれませんが、患者さんの人数をやみくもに増やさずリハスタッフと恊働しながらきちんと評価しつつリハビリテーションを行っていきたいと思います。

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