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2013年3月29日 (金)

骨折の連鎖

 骨粗鬆症では骨折しない限り明らかな症状はありません。この点では高血圧、脂質異常症、糖尿病といったメタボリック症候群と同じです。

 骨の強度がある一点より下回ると、大きな外傷がなくて次々と骨折を生じることがあります。これを骨折の連鎖とも言います。すばらく前から腰が痛いということで来院され、レントゲンを撮ってみると1カ所ではなく複数箇所で脊椎が圧迫骨折しているという方が時々いらっしゃいます。さらに近いうちに肋骨を骨折したり手首や肩の骨折をしたり、連続して骨折してしまうと体力が急速に低下して動きづらくなってしまいます。
 この状態から治療を開始するのは厳しいものがあります。最近、副甲状腺ホルモン製剤が使用できるようになり骨密度を大幅に改善することが期待できるようになりました。副甲状腺ホルモン製剤は高額でもあり慎重投与ではあるのですが、骨折の連鎖状態になってしまった場合、その恐れのある場合は積極的に検討していただいた方がよいかもしれません。ただ、この製剤で骨密度がしっかり上昇することを期待できるのは腰椎や大腿骨の骨密度ですので、骨密度を測定するのもこの部位がよいと思います。
 骨密度を上昇することはできても、骨折した骨を元の形にすることはできません。脊椎が多発で圧迫骨折してしまうと円背や亀背という状態になり背中が曲がってしまうのですが、これを防ぐには骨折を生じる前に骨粗鬆症の治療をするのがより理想的です。

2013年3月27日 (水)

うつ病講演会

 今夜はうつ病の講演会に行って来ました。うつ病対策は国策にもなっており、頻回に講演会があるのですが、今日の講師は内科の先生でかなり気軽にうつ病の治療をされている方でした。

 慢性の肩こりや腰痛の方で、一般的な治療で改善しない方の中にはかなりうつ病が含まれていると言われています。疑わしい方にはうつ病の質問表などをしていますが、もっと積極的に診断治療につなげるべきかと思います。
 慢性の痛みの方でうつ病が疑われるのは、系統的な診察所見と症状が一致しない方、レントゲンやMRIなどで異常所見がほとんどなく疼痛の原因が診断困難な場合、鎮痛薬などの薬、ブロックやリハビリなどの治療が全て効果のない場合、そもそも薬が合わない、または薬を飲まない方などです。
 仕事や家庭でのストレスや、食欲がない、眠れないなどの情報も積極的にお話していただけますとよりよい治療につなげられます。

2013年3月20日 (水)

名医vs名医

 最近はテレビや雑誌で名医が特集されることが少なくありません。メディアの情報をそのまま信用できる方はあまり悩むことはないのかもしれませんが、情報は玉石混淆であることは頭の片隅に入れておいた方がよいかもしれません。

 またガイドラインがしっかりしていて、専門医の誰が診ても方針自体はほとんど変わらない疾患と、専門医の先生によって方針がかなり異なる疾患があることも知っておいた方がよいと思います。
 先日、ある疾患で有名なA先生を受診したところBという診断で手術は必要ないといわれ、知り合いに聞いた有名なC先生も受診したところDという診断で手術を勧められたという方が、私にどう思うか聞きにいらしたことがありました。A先生もC先生も名医ということになっており、確かに手術の経験豊富な先生です。ただ、方針が異なることもある疾患であったため、私から絶対こうした方がよいですよとは言い難いものです。
 セカンドオピニオンが一般的となっており、専門医を複数受診される方も少なくありません。手術など重い判断を必要とする場合には大変よいことだと思います。ただ、専門医の間でも意見が食い違うことは少なくありませんので、最終的には信頼関係が一番築ける医師を信じるべきかと思います。
 

2013年3月18日 (月)

早期のパーキンソン病

 パーキンソン病の症状としては手指の振戦やすくみ足、表情の乏しくなる現象などが典型的です。歩いているとだんだん前屈みになるように加速して倒れそうになることを突進現象といいますが、これも典型例ではよく見られます。これらの症状があるとパーキンソン病ではないかと疑い診断につなげることは比較的容易です。

 もっともっと早期の段階では、最近歩くときに片足が重い感じがする、何か歩きにくい感じがする、片側の手の違和感がある、関節のこわばり感といった漫然とした症状であることが少なくありません。この段階では整形外科を受診されることが少なくないものと思います。足が重いとか、歩きづらいという症状では整形外科医はどうしても脊柱管狭窄症などの脊椎疾患を考えてしまいますので、見逃している症例もあるものと思います。
 最近は少しずつ極早期のパーキンソン病の印象もわかるようになってきました。薬剤性のパーキンソン症候群のこともありますので、向精神薬や胃薬などパーキンソン症候群の副作用の報告がある薬剤を飲んでいないかどうかも確かめないといけません。
 極早期の段階で疑って専門医に紹介してもまだ診断がつかないことも少なくありません。それから1年とか数年すると典型的な症状が生じて来ます。それから抗パーキンソン病薬を内服しても遅くはありません。パーキンソン病に対しては整形外科的に直接関与することは少ないのですが、最近は当院で通所や訪問の介護リハビリをされる方が徐々に増えています。進行するとどうしても転倒骨折や外傷なども増えてくるため、整形外科医が診ながらリハビリするのは理にかなっているのかもしれません。

2013年3月14日 (木)

虫さされ

今年初の虫さされの患者さんが昨日、おとついといらっしゃいました。
日曜が異常に暑かったのですが、このときに発生したようです。蚊が。
以前にもかきましたが、季節外れに蚊にさされるとなぜか腫れる人が多いようです。11月12月ごろや3月ぐらいの時にさされるとどうやら腫れるようです。
蚊は刺される瞬間がわからないことが多いため、急に腫れてきたのをみるとびっくりして受診されるようです。
前腕全体腫れることもあるため、一番強いステロイド軟膏、抗アレルギー剤で対処しますので、蚊といっても受診されたほうが、治癒までの期間がかなり短くなるでしょう。
ちなみに数日前にボウフラを確認し、昨日は風呂場で蚊をみつけました・・・・。いつのまに・・。

2013年3月13日 (水)

IT化

 近頃は世の中全てがIT化されつつありますが、医療の世界も少しずつIT化が進んでいます。電子カルテや検査機器のデジタル化は順調に進んでいるように思いますが、医療情報やデータのクラウド化はまだまだほとんど進展していません。

 医療情報には個人の心身の状態が全て乗っているので個人情報保護などの面で難しいことが大きな要因となっていると思います。また、数値や文書のみでなく画像なども含めデータの量や種類が多いこともクラウド化の難しい要因かもしれません。
 電子カルテでさえ、医師として満点を与えられる製品はまだ全くありません。このあたりはIT関係の業界の方にがんばっていただくしかないのかもしれません。
 前置きが長くなりましたが、町田市でも医療情報のクラウド化が開始されることになりました。当面は試用段階だと思いますが、順調に行けば医療と薬局、介護を含めた連携がよりスムーズになるものと思います。当院も情報共有に参加していきたいと思います。

2013年3月 3日 (日)

特別障害者手当

 普段身体障害者手帳の診断書を記載していますが、不勉強なことに特別障害者手当というものがあることをよく知りませんでした。ただでさえ麻痺などで1級の身体障害者である方の中で、何が特別なのかというと介護度が重度ということです。

 なので身体障害が1級ではなくても、要介護が4〜5であれば対象になるとのことです。ただし、用件として自宅でほぼ全介助で介護されていることが必須なようです。入院中や施設入所中の方は対象ではありません。
 世帯収入などの制限がありますが、自宅で寝たきりで介護している方であれば月2万円位の補助が出るそうなので検討されるとよいかもしれません。特別障害者手当の診断書には身体障害者手帳の診断書とは別に料金がかかりますが、身体障害者手帳の指定医が書くことが一般的のようなのでこれからもっと勉強して対応したいと思います。

2013年3月 1日 (金)

幼児の睡眠について

アメリカの大学で、3-5歳の幼児に暴力的な内容のテレビをみせると、睡眠障害が起こるという研究結果が示されたようです。視聴時間にかかわらず・・・・だそうです。
つまり、暴力的な内容のテレビは見せず、それを”おさるのジョージ”や”セサミストリート”(アメリカですねえ)などに変えるだけで睡眠障害が改善したとのことです。
日常的にどうしてもテレビを見てしまうならば、日本ならしまじろう、サザエさん、ちびまる子ちゃんなどにするだけでよいということでしょうか。
しかし、親とともにみていることが多く、難しいですね。
小さいお子さんがいらっしゃる方はお子さんがねるまでは子ども番組でがまんすると早く寝てくれるかも・・・・ですね。

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