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2013年3月29日 (金)

骨折の連鎖

 骨粗鬆症では骨折しない限り明らかな症状はありません。この点では高血圧、脂質異常症、糖尿病といったメタボリック症候群と同じです。

 骨の強度がある一点より下回ると、大きな外傷がなくて次々と骨折を生じることがあります。これを骨折の連鎖とも言います。すばらく前から腰が痛いということで来院され、レントゲンを撮ってみると1カ所ではなく複数箇所で脊椎が圧迫骨折しているという方が時々いらっしゃいます。さらに近いうちに肋骨を骨折したり手首や肩の骨折をしたり、連続して骨折してしまうと体力が急速に低下して動きづらくなってしまいます。
 この状態から治療を開始するのは厳しいものがあります。最近、副甲状腺ホルモン製剤が使用できるようになり骨密度を大幅に改善することが期待できるようになりました。副甲状腺ホルモン製剤は高額でもあり慎重投与ではあるのですが、骨折の連鎖状態になってしまった場合、その恐れのある場合は積極的に検討していただいた方がよいかもしれません。ただ、この製剤で骨密度がしっかり上昇することを期待できるのは腰椎や大腿骨の骨密度ですので、骨密度を測定するのもこの部位がよいと思います。
 骨密度を上昇することはできても、骨折した骨を元の形にすることはできません。脊椎が多発で圧迫骨折してしまうと円背や亀背という状態になり背中が曲がってしまうのですが、これを防ぐには骨折を生じる前に骨粗鬆症の治療をするのがより理想的です。

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