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2013年5月22日 (水)

手湿疹の患者さんへの生活チェック

手が荒れている方は大勢いらっしゃいます。主婦の方は多いのですが、手洗いが多い介護職の方、看護師の方、または食品関係の方・・。シャンプーなどの界面活性剤をよく扱う美容師、理容師の方などなど、職業病の方も大勢です。
まず、一番大事なことは、界面活性剤を避けるということです。ゴム手袋(ゴムにアレルギーのある方は塩化ビニル手袋)着用必須です。
数日間薬をぬって治しても、完全には治っていないので、1,2個の茶碗を洗剤で洗うととたんに塗って治したことが無駄になり、元通り悪くなります。面倒くさがらずに数週間わたる治療の間は洗剤を絶対障らない。必ず守ってほしいことのひとつです。いつも口をすっぱくしていっています。
他には・・・以下箇条書きにすると、
1.不必要な手洗いはありませんか?毎回石鹸をつけて丁寧に洗いすぎていませんか?→手が荒れます。アルコール消毒はもってのほかです。
2.洗濯物を干すとき、手袋をして干していますか?
3.掃除、整頓のとき、綿手袋をしていますか?→ホコリのアレルギーなどで手が荒れる場合、多いです。土いじりでも荒れます。
4.保湿はこまめに行っていますか?→手あれで皮膚のバリアが壊れています。せめて保湿でバリアを修復し、アレルゲン、刺激から手を守りましょう。
5.普通のシャンプーをつかっていませんか。普通のシャンプーは手の荒れる原因になります。治るまででもよいですから、水だけで頭を洗うのもひとつの手です。どうしても洗いたいのなら、低刺激性のシャンプーをすこしだけ、もしくはビニル手袋をしてシャンプーしてください。

手が荒れていないときはまったく平気だったのに、一度荒れたとたん、いろいろなことに気をつけないといけないのはかなりストレスフルですが・・・
ひどくすればするほど、慢性化し、病悩期間がながびき、不快な症状で長期にわたり、悩まされます。
一部が荒れてしまったら、はやめに皮膚科を受診して、治すのもひとつの手です。

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