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2013年6月26日 (水)

あせも

蒸し暑い日が続きます。
昨日は1日に10人以上のあせもの方がいらっしゃいました。
あせもは基本的にぬれたタオルで拭く、可能ならシャワーをするのが基本ですが、かゆみがひどかったり、赤くなってしまったりした場合は受診すると、楽かもしれません。いい薬があります。
ところで、シャワーを浴びる際には注意が必要です。できればシャワーのみにしてほしいのです。汚れていてかゆいわけではありませんので、石鹸や特にシャンプーをしないでほしいのです。こするなんて言語道断です。
首や背中にかけてひどいあせもの場合、シャンプーかぶれを併発していることが意外に多いのです。あせもで荒れた肌を界面活性剤が通り過ぎてさらに荒れる・・・という悪循環です。
シャンプーをやめて調子いい人の多いこと!すこしびっくりしています。
どうしても頭のにおいが気になる人は少しだけ固形石鹸を使ってください。
リンスはいいことにしています。シャンプーよりましですので。(にきびには注意ですが)

2013年6月21日 (金)

帯状疱疹

最近、非常に暑かったり、また涼しくなったり、気候が落ち着きませんね。
こういう時期は感冒を引きやすかったり、疲れやすかったり・・・
皮膚科的には上記の帯状疱疹という病気が増えています。
体の片側のみに先に痛みが急にでてきます。肩にでると肩こりかな・・とか。頭だと偏頭痛かな・・等と思うわけです。左胸が痛いと、心臓の病気??と慌てて内科へ行ったり。
その数日後に痛い所付近の赤いぶつぶつがでてきます。湿布貼ったりしていると、かぶれと思うこともあります。
これは帯状疱疹の可能性があります。
最近では若者も意外と多く(好発年齢は60歳以上ですが)10歳代でもあります。
水疱瘡にかかったことのある方しかなりません。
なにか変だと思ったら早めの受診をお勧めします。
治療は早いほうが早く治ります。

2013年6月13日 (木)

新品のくつによるかぶれ

足におきた重症のアレルギー性接触皮膚炎の原因調査を行った結果、全員に共通していたことが新品の靴だったとの論文発表がありました。防カビ剤の小袋に含まれていたフマル酸ジメチル(DMF)が原因とのこと。
思いもよらない物質が身の回りの製品に使われていて、皮膚を荒らすことがあります。
新品の洋服特に下着は一二度洗ってから着るようにいっていますが、洗えない靴(革靴)だと無理ですよね。
抗菌、防カビなどの製品は基本化学薬品をつかっているので、いろいろ注意が必要かもしれません。

2013年6月12日 (水)

水いぼ

以前にも書きましたが、リマインダーで。
プールの季節が近づきましたので、水いぼの患者さんがちらほらいらっしゃるようになりました。
水いぼとは・・・12ミリ大の白いぴかぴかしたできものです。いたくもかゆくもありません。スイミングスクールに通っている子どもがうつることが多いかもしれませんが、そうともかぎりません。また、その周囲がかゆくなって湿疹のようになることもあります。しばらく様子を見てもよくならないか、増えてきているときはそれは水いぼかもしれません。
水いぼは自然によくなる病気ですが、2年間ぐらいなおらないことも多々あります。放っておいてもいいのですが、それなりの覚悟も必要です。見ている間にものすごく増えて顔にもできて我慢できなくなる、周りに湿疹が出てきてかゆくなり困る、時には化膿してとびひになったり・・・意外と面倒なことが起きます。
ではどうすればいいでしょうか。皮膚科的にはペンレステープという局所麻酔テープを貼って摘除するという方法があります。基本的に痛くありません。この場合は事前にテープを渡して貼ってきてもらい摘除しますが、やはり1030個ぐらいが限度でしょう。私は1030個ぐらいならとることをおすすめしています。
非常に少なくて、しかもしばらくたっても増える様子がない場合は様子をみてもらい、増えるようならとるか、とらないか自身で決めてもらいます。(放置する場合は上記のようなことが起こることを説明しておきます)
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個以上なら・・・なくなるまで様子をみるか、漢方薬を勧めてみたりします。
非常に水いぼが増える場合はベースに湿疹や乾燥肌があることが多く、保湿を心がけてもらいます。ステロイドなどの抗炎症薬は水いぼを増やしてしまうので、なるべく水いぼの周囲には塗らないようにしてもらいます。
ちなみに日本皮膚科医会でも水いぼがあってもプールは差し支えないということになっています。ビート板、タオルの共用はさけるということぐらいです。水を介してうつることはありません。町田の保育園、幼稚園でもプールは差し支えないということになっています。
ただし、化膿してじゅくじゅくしてきたときにはとびひの可能性があるので、プールは控え、受診する必要がでてきますが。

2013年6月11日 (火)

ケトプロフェンの光接触皮膚炎

本年もプールの季節がやってきました。この時期に困ったかぶれのひとつが題名の通りです。
有効成分がケトプロフェンの湿布剤のかぶれです。
この物質は若年(子ども、若者)に対しては高率に光によるかぶれを起こします。
恐ろしいのは、貼った後のはがしたところに光が当たると非常につよいかぶれ(発赤、かゆみ、水ぶくれ)を起こすのです。
貼ったことは忘れていて、しばらくして日光に暴露されたときにおこるものですから、本人や家族は気づかないのです。
おばあちゃんなど他の人にだされた湿布を流用していることがわりと見受けられます。
よかれと思ったことがひどいかぶれの原因になることが悲劇だといつも思います。
ケトプロフェンの湿布は実はよく効いて、いちばん処方されている湿布なので、注意してください。実は市販薬でもケトプロフェンは使われています。本当に注意喚起を大きく箱などに画いてほしいものです。
かぶれを起こした場合、1ヶ月以上その場所は光を当てられません。日光があたると何度でもかぶれを起こします。つまり、プールに入るときなどは常にサポーターなどで遮光が必要です。
日光露光部(手足、首など)に湿布を貼る際には十分注意しましょう。

2013年6月 6日 (木)

この時期の擦り傷にご注意ください。

暑くなってきました。夏が間近にせまっています。
こんなとき、擦り傷をした場合には注意が必要です。
昨今湿潤療法がだいぶ浸透しはじめ、傷を水道水で洗って創傷被覆材(キズ○ワー○ッドなど)を貼付するを選択する方もちらほらいらっしゃいます。
確かに乾いたガーゼで消毒という方法よりは治癒が早いということもありますが、この暑い時期、特に子どもはこの湿潤療法は避けた方がよいと最近感じ始めています。
というのも、汗をかく時期であり、密封する創傷被覆材の中にたくさんの浸出液がたまり、半日で浸出液が外に漏れ出すのです。そうすると、その液体はばい菌の培養液みたいなもので、あっという間にとびひになることも結構あります。
そのため、この時期の湿潤療法は密封するキズ○ワー○ッドのような創傷被覆材ではなく、キズがつかないガーゼのようなタイプの湿潤療法を選ぶといいでしょう。毎日水道水で洗って交換します。キズはくっつかず、浸出液もそれなりに吸い取り、キズは乾きません。
ちなみに虫さされがひどくて水疱になる場合でもとびひになることがありますから、この時期は特にとびひ注意してください。

注)とびひは黄色ブドウ球菌、溶連菌などが原因の細菌感染症です。まわりに飛び火するように水疱、かさぶたが広がっていきます。

2013年6月 5日 (水)

早期の早期

 学会や講演会に参加すると、時々違和感を覚えることがあります。講師の専門医のお話で、疾患の早期のことを話すことがあるのですがどうも早期とは思えないことが少なくありません。

 例えば認知症では、家への帰り道がわからなくなったりトイレや入浴がうまくできなくなった症例を早期として紹介することもあります。長谷川式認知症スケールで10点台の方も早期ということもあります。関節リウマチでも、数ヶ月前からの多発関節炎などを早期としていることもあります。
 一番の原因は診断基準にあると思いますが、認知症では日常生活が困難になるような問題行動が起こった時点で認知症と診断されます。それまでは軽度認知機能障害と判断されます。関節リウマチでは診断基準のひとつに6週以上関節炎が持続していることがあり、それまでは診断することが難しい場合もあります。
 認知症の例では、診療所へ5年も10年も通院している方では、しっかりしていた頃と比べてだいぶ認知機能が低下してきたなというのが実感としてわかります。ただ、その段階で専門医へ紹介しても「認知症ではありません。」という診断結果が送られて来ます。専門医に除外された疾患を治療するのも躊躇されるためそのまま経過観察をしていると、1年から数年後には認知症が顕在化します。その段階で、再度専門医へ受診し認知症と診断されて治療が開始されることも少なくありません。認知機能が低下してきた時点で治療を開始すればもう少し進行を防げたのではないかと思うこともあります。
 関節炎では、診療所では昨日から腫れて痛いという方が来院することも少なくありません。最初は一カ所の関節痛のことも多く、最初から複数箇所の関節痛のことは比較的少ないです。そういう場合、もはや臨床的な勘でしか関節リウマチを疑えません。関節炎の所見があれば血液検査などをして確認します。おそらく早期関節リウマチだろうということで専門医へ紹介しても、その段階では診断基準を満たさないということも少なくありません。それから数週、数ヶ月して関節炎や滑膜炎が顕在化してから再度紹介し診断されることもあります。診断基準を満たさない少数関節炎などでも、関節破壊が進行しそうな場合は積極的に治療を開始すべきかと思います。
 軽度認知機能障害や超早期関節リウマチの段階では病院へ紹介すべきかどうか悩ましいものです。どの時点で紹介すべきか、超早期から治療を開始すべきか。新聞などには早期診断は専門医受診をという風に書いてありますが、早期の早期ではそううまくいかない場合も少なくありません。

2013年6月 4日 (火)

足の皮がむける、水疱ができる。

上記のような症状で、受診なさる方が増えてきました。
急に暑くなってくるこの5,6月の季節の変わり目に割と多い症状です。
基本的に皆さんは水虫だと疑っていらっしゃる方がほとんどですが、(実際、水虫の方もいますが)そうではないことも結構多いです。
足に水疱ができたり、かゆかったり、やたらと皮がむけたりする場合は異汗性湿疹という診断になることがあります。季節の変わり目~夏に毎年このような症状が出る方が大勢いらっしゃいます。
ひどくなければ、(つまりかゆいなど自覚症状がなければ)放置してかまいません。
ただし、かゆいなどの自覚症状があったり、両足の症状に左右差があったりする場合には受診した方がいいことの方が多いです。
受診されたらまず白癬菌の検査をします。(この時に大事なのは、市販の水虫薬をぬってからこないことです。市販薬が効いていると真菌が検出しにくくなります。2週間は塗らずにきてほしいものです) 真菌がいなければ、上記の異汗性湿疹という診断になります。
症状がひどい場合は病巣感染や、金属アレルギーが関連していることもあります。

2013年6月 1日 (土)

整形外科学会

 遅くなりましたが、先週は整形外科学会総会参加のため休診させていただきました。総会の時は全国の整形外科医が集まり様々な研究を報告しているため、大変勉強になります。

 今年印象に残ったことの一つは、整形外科医は本当に痛い疾患を数多く診察していますが、まだまだ解決していることは一部だけだなということです。
 例えばMRI検査も通常は仰臥位(仰向け)で行っていますが、疾患によっては腹臥位(うつ伏せ)で行ったり立位で行ったりした方が診断しやすい場合があるとのことでした。なかなかうつ伏せや立位でMRIを行うことは困難ですが、将来的にどのように解決して行くべきか考えさせられました。
 疼痛性疾患についても、消炎鎮痛剤主流の時代は終わったことを印象づける学会でした。神経性疼痛の治療から麻薬類の使用、精神的な疼痛への対応など疼痛に関してもさまざまな面から治療していかないといけないようです。当院でも以前に比べると消炎鎮痛剤以外の治療薬の使用が増えています。それらは胃潰瘍になることは少ないので、今までのように鎮痛薬が胃に来るという固定観念はもはや古いのですが、なかなかそうもいきません。
 地方の人口がそれほど多くない所では、小学生の野球チームには全員超音波検査を用いた検診をしている所も増えています。野球チームで頑張っている子供では3年続けていると数割の確率で肘関節障害を生じるという報告もありました。小学生の肩や肘関節の障害は痛みが出る前から高率に起こっていることは間違いないようですが、今後人口の多い都市部でどのように対応していけばよいのか考えさせられました。
 整形外科は関節や筋骨格系、神経疾患の一部を担当しており非常に幅が広い分野です。手術から投薬、ブロック、リハビリ、介護から身体障害、精神的な対応までさまざまな分野と連携して対応していかないといけないなと思いました。

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