足の皮がむける、水疱ができる。
上記のような症状で、受診なさる方が増えてきました。
急に暑くなってくるこの5,6月の季節の変わり目に割と多い症状です。
基本的に皆さんは水虫だと疑っていらっしゃる方がほとんどですが、(実際、水虫の方もいますが)そうではないことも結構多いです。
足に水疱ができたり、かゆかったり、やたらと皮がむけたりする場合は異汗性湿疹という診断になることがあります。季節の変わり目~夏に毎年このような症状が出る方が大勢いらっしゃいます。
ひどくなければ、(つまりかゆいなど自覚症状がなければ)放置してかまいません。
ただし、かゆいなどの自覚症状があったり、両足の症状に左右差があったりする場合には受診した方がいいことの方が多いです。
受診されたらまず白癬菌の検査をします。(この時に大事なのは、市販の水虫薬をぬってからこないことです。市販薬が効いていると真菌が検出しにくくなります。2週間は塗らずにきてほしいものです) 真菌がいなければ、上記の異汗性湿疹という診断になります。
症状がひどい場合は病巣感染や、金属アレルギーが関連していることもあります。
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