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2013年6月 1日 (土)

整形外科学会

 遅くなりましたが、先週は整形外科学会総会参加のため休診させていただきました。総会の時は全国の整形外科医が集まり様々な研究を報告しているため、大変勉強になります。

 今年印象に残ったことの一つは、整形外科医は本当に痛い疾患を数多く診察していますが、まだまだ解決していることは一部だけだなということです。
 例えばMRI検査も通常は仰臥位(仰向け)で行っていますが、疾患によっては腹臥位(うつ伏せ)で行ったり立位で行ったりした方が診断しやすい場合があるとのことでした。なかなかうつ伏せや立位でMRIを行うことは困難ですが、将来的にどのように解決して行くべきか考えさせられました。
 疼痛性疾患についても、消炎鎮痛剤主流の時代は終わったことを印象づける学会でした。神経性疼痛の治療から麻薬類の使用、精神的な疼痛への対応など疼痛に関してもさまざまな面から治療していかないといけないようです。当院でも以前に比べると消炎鎮痛剤以外の治療薬の使用が増えています。それらは胃潰瘍になることは少ないので、今までのように鎮痛薬が胃に来るという固定観念はもはや古いのですが、なかなかそうもいきません。
 地方の人口がそれほど多くない所では、小学生の野球チームには全員超音波検査を用いた検診をしている所も増えています。野球チームで頑張っている子供では3年続けていると数割の確率で肘関節障害を生じるという報告もありました。小学生の肩や肘関節の障害は痛みが出る前から高率に起こっていることは間違いないようですが、今後人口の多い都市部でどのように対応していけばよいのか考えさせられました。
 整形外科は関節や筋骨格系、神経疾患の一部を担当しており非常に幅が広い分野です。手術から投薬、ブロック、リハビリ、介護から身体障害、精神的な対応までさまざまな分野と連携して対応していかないといけないなと思いました。

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