簡単便利と安全は両立しにくい
○○するだけですむという商品が世の中にはあふれています。例えば消臭剤。消臭するだけで丸洗いの訳はないと思うのですが、菌を殺せば洗った感じになるのでしょうか。無害もしくは有益な菌まで殺すことはないのでしょうか。その薬品は本当に何十年も先に人間に悪さをしないのでしょうか。
トイレや浴室掃除もそうです。シュッとつけただけで汚れが浮き、こすらずにきれいになる。確かに楽です。しかし、その泡がついたら手はものすごく荒れるでしょう。その泡は下水場に流れ、処理するのにどれだけの工程が必要なのでしょうか。結構こするのだけでも浴室、トイレはきれいになるのですが・・・。面倒ですけど。
顔のメイク落とし、拭き取るだけでOKという商品もありますが、顔が荒れそうです。
チンすれば食べられるもの、私も忙しくでついつい使ってしまうのですが、何が入っているか、疑問です。自分で一つ一つ確認して買った食材ではないのですから。TPPに入ったら国の安全基準はないに等しくなる可能性が大なので、ますます信用できなくなるかもしれません。
草むしり、大変です。しかし除草剤は低濃度ですが、いわゆるベトナム戦争で使われた枯れ葉剤と同じようなものが日本に普通に売られているようです。
庭に虫がつくと嫌なのですが、売られている殺虫剤の一部で蜂群崩壊症候群をおこすことがわかってきたようです。(ミツバチが原因不明に大量に失踪する現象だそうで果樹園の受粉の危機を引き起こす現象)
いろいろ考えていくと、便利なものと安全なものは対局にある感じがしてきました。今の世の中は赤信号みんなで渡れば怖くない状態のような気もしてくるのです。
本当に安全に気をつけて暮らす方法は田舎に住んで無農薬で自給自足なのでしょう。しかし、なかなかできません。
せめて、石けん、シャンプーを使わず、なるべく料理は手作りで、浴槽はこすって洗い、消臭剤は使わず、殺虫剤は使わず・・・でしょうか。これだけでも結構難しいですね。
でも、世の中の常識が非常識に全く変わってしまうこともよくあることです。
何でもよく考えて行動しないといけないような気がします。
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