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2013年9月12日 (木)

生物学的製剤

 今日は関節リウマチの講演会に行ってきました。先日は精神科の講演会でしたのでかなり方向性が違うお話です。

 関節リウマチの治療は現在ではメトトレキサートと生物学的製剤が基本になっています。どちらにしても免疫系を強力に抑制することが基本となっています。昔に比べると関節が破壊されて歩行や生活が困難になる方は大幅に少なくなったのですが、やはり感染症などの副作用には細心の注意が必要です。
 今日の講師の先生も、何かあっても総合病院だと救急もICUも各科専門医もいるのでなんとかなりますとお話されていました。診療所での関節リウマチ治療はますます病院との連携の上でのみ成り立つようになっています。最近では診療所で早期に診断し病院へ紹介し生物学的製剤を開始されて落ち着いてから診療所へ逆紹介されるということも少なくなりません。
 一方で病院では四肢の関節痛や機能障害に対しての対応という面では細かくできないこともあります。病院では関節を触ったり動かしたりする診察はほとんどされないという話もよく聞きます。またリハビリ等は近くの診療所で行った方が便利です。
 病院と診療所と、得意な部分を生かせるようにうまく連携して診療を行ってゆきたいと思います。

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