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2013年10月21日 (月)

アトピー性皮膚炎の食物制限

卵、乳製品の過剰制限は逆効果で子供の症状悪化や栄養障害誘因もあるとのことを今度の日本アレルギー学会で発表されました。
卵や乳製品の過剰な除去によりビタミンDが不足し、O脚などのくる病が発症したということです。東京都八王子市の松本勉医師の調査でも、アトピー性皮膚炎などを改善するため食物除去をしていた147人のうち、逆にアレルギー反応が強まった子が複数あり、うち2人は強いアナフィラキシーと呼ばれるアレルギー反応を起こしていたそうです。明らかに皮膚炎が改善したのは10人だけだったそう。国立成育医療研究センターの大矢幸弘・アレルギー科医長は最近は、こうした食物の摂取を遅らせる方がアレルギーを起こしやすくなるとの研究もあり、食物制限は最小限にすべきだと。
たしかに卵の制限で明らかに皮膚炎が改善する方もいらっしゃいますが、基本的に保湿、皮膚炎には適切にステロイドを外用し、皮膚炎を改善する方法で、食物制限は最低限というのが主流になってきました。
離乳食は早くても遅くてもだめで、決められたように離乳食をすすめていく方がアレルギーが出にくいというのも言われてきています。
この10年ほどで、食物アレルギーの適正な対処法は劇的に変わってきました。
日々の勉強が必要だと痛感しています。
 

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